「願い事をノートに書くと、面白いくらい叶うよ!」と聞いて、試してみたことのある人は多いと思います。
もちろん私も、夢ノートについて書かれた本を過去に読み、即トライしたことのある一人です(笑)
結果はどうだったかと言うと…
一年後に読み返して叶っていたものは、書き出した願いの3割程度でした。
これを多いと見るか少ないと見るかは人によると思いますが、少なくとも効果てきめん!とは、当時の私には思えず…
なぜ当時の私の書き方では、そんなに精度の低い結果になってしまったのか?
今ならそれがよくわかります。
理由はすごーくシンプルで、「書く順番」を大きく間違えてしまっていたこと!
「完了形で書く」「期限をつけて書く」などのお作法ばかりに目が行っていて、願いを叶える上での本質部分をまるっきり外してしまっていたんです。
今回は、これまで夢ノートや引き寄せノートに何度もトライしては叶わず、挫折してきた人にこそ知ってほしい、願いが叶う夢ノートの書き方とその本質について、わかりやすく解説していきますね!
引き寄せの本質部分と、なぜノートが願望実現の優秀なツールとなりえるのか?がわかりますので、さまざまなノート術や夢ノートのお作法に振り回されてきた人ほど、目からウロコの内容だと思います。
「なんだかよくわからないけど…書いたら叶うんだよね?」という状態から、しっかりとその効果に確信を持って上手に使いこなすことができるようになりますよ!
ポイントさえ押さえれば、「おおっ♡」と目を見張るくらい続々とノートで夢が叶っていくようになりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
夢ノートで夢が叶う人と叶わない人の違いとは?
願いをノートに書いて叶う人と叶わない人、この二者の違いって何だと思いますか?
それはズバリ、「自分が欲しいもの」を自分でわかっているかどうか?の違いなんです。
潜在意識って、ものすごく素直で正直です。
たとえ本人が顕在意識ではそれを叶えたいと思っていたとしても、本当のところそんなに欲しくないなぁとか、むしろ叶った後の未来に(無意識領域で)デメリットを感じていると、決して叶えようとはしません。
引き寄せの法則についてある程度学んだことのある人なら聞いたことがあると思いますが、願いって、その人の本当の願いに近ければ近いほど、よりスムーズに叶っていくようになっています。
「本当の願い」や「本当の望み」なんていうと、それを探し出すことに急に高いハードルを感じてしまう人もいるかもしれませんが、これって要は、「自分の好みをどれだけよく知っているか?」っていうことなんですよね♡
普段から自分の感情(好きや嫌い)に、どれだけ耳を傾けているか?っていうことなんです。
ここまで書くと、勘の良い人ならもう「願いの叶う夢ノートの書き方」ってどんなものなのか?ピンと来たのではないかなと思います♡
夢ノートが強力な引き寄せツールである理由
そう、大切なのは「順番」なんですよね。
欲しいものをリストアップする前に、まずは自分が欲しいものって何なのか?それを知ることが先!なんです。
その自分を知る作業の効率化ツールとして、ノートを使うんです。
ノートは思考の外部化(視覚化)ツールとしてとても優秀
思考の外部化(視覚化)ツールとして、ノートってすごく優秀です。
その時その時に感じた自分の好きや嫌いを文字化する、つまり思考を外部化することで、 自分の好みを把握し、その上で、実際に叶える願いをリスト化していく。
もちろん好みの把握はノートを使わなくてもできることですが、ノートを使うことで、それまで頭の中で浮かんでは消えとつかみどころのなかった思考が、形あるものとして外部化(視覚化)されますので、意識化の作業がすごく効率的にできるんです。
そういう意味で、ノートに思考を書き出すことって、ものすごく強力な引き寄せワークであり、だからこそ、やみつきになってる人が多いんですよね♡
ツールは使い方次第!叶わない夢ノートの特徴
ほとんどの人は、自分自身の好み、つまり自分が本当に欲しいものをよく把握しないままに、なんとなく世間的に良いと言われているものや、評価の高そうなことをいきなり「願い」としてリスト化してしまうため、書き出してもどうもピンとこない、頭では欲しいと思っているけれど、自分の内部(潜在意識)にまったく響かない「願い」を夢ノートに書き連ねてしまいます(過去の私がまさにそうでした・笑)
するとどうなるか?
潜在意識側としてはそもそもそれらを「叶えたいこと」と認識していませんし、そんななんだかよくわからない未来よりも現状の方が安心だし快適だ!と判断しますので、見事に叶わない夢ノートが完成してしまう訳です。
それでは、叶う夢ノートの書き方で大切な「順番」とそのポイントについて、続いて解説していきますね!
夢ノートの書き方
前述したように、「欲しいものをリストアップする前に、まずは自分が欲しいものって何なのか?これを把握すること」が大事な訳なんですけど、これってつまり、有形(三次元上)の願いを出す前に、無形(五次元上)の願いを先に把握するっていうことなんですよね。
夢ノートの書き方の最重要ポイントとは?
目に見える形での願い事(彼氏ができる、結婚する、ダイエットに成功する、素敵なお家に引っ越すなど)をいきなりひねり出そうとするのではなく、まずは自分って、どんな感情や体感を求めているのか?どんな気持ちで毎日を過ごしたいと思っているのか?そちらの無形の願いを把握してあげてから、 有形の願いに降ろしてくるのが、願いの書き方の超!重要ポイントです♡
いきなり三次元上での「形ある願い」に行くのではなく、まずは五次元レベルでの「形のない願い」を把握してから、じゃあ「その感情・体感を味わうためには、物理次元で一体どういう現象が起きたら、その願いが叶ったと言えるだろう?」「どんな事が起こったら、自分は望みが叶った(心が満たされた)と感じるだろう?」っていうところを見ていくんですね。
この順番(無形→有形)を押さえた上で願いをリストアップしていくことが、夢ノートの書き方の最重要部分になります(ここさえ押さえておけば、完了形で~とか、日付を書いて~とかは本当に自分の好みで、どちらでもOKです)
なぜなら潜在意識の世界というのは、感情や体感、イメージといった非言語情報で構成されている五次元の世界だからです。
潜在意識に通じる願いとはつまり、五次元に属する「形のない願い」なんです。
では、どうやって形のない願いを把握していくのか?
ステップ別に解説していきますね!
夢ノートの書き方 ステップ1 自分の感情が動いた事柄を書き出す
まずは「どういう願いを出すか?」ということは一旦置いておいて、自分の感情が動いたこと、自分の好きなことや嫌いなことを、とにかくどんどんとノートに書き出していきます。
日々自分がときめいたものや、モヤッとしたこと、イラッとしたこと、ズキッときたことなどなど、ポジティブなものもネガティブなものもどんどんと書き出しながら、視覚化していきます。
この段階では、まずは自分の感情、つまり「自分がどういうことに対してどう反応しているのか?」を外部化していくことが目的なので、そんなにあれこれ考える必要はないのですが、一つコツをお伝えしておくと、ノートに向かう前に「自分の好みを把握するために、感情を書き出す」という、行動の意図を明確にしておくと効果的です。
あらかじめ脳にアンテナを立てておくことで、より効率的に目的の情報(自分の好み)を拾っていくことができるんですよね。
この意図確認をあらかじめしておくことで、ステップ2の作業もほぼ同時並行で進めていくことができるので、かなり楽ちんですよ♡
夢ノートの書き方 ステップ2 自分の好みを把握する(具体から抽象化する)
そしてある程度「自分の感情が動いた事柄」を書き出すことに慣れてきたら、今度は「それのどんなところに自分はキュンときたのかな?」「それの何が自分は嫌だったんだろう?」というところを見ていきます。
ここは一つ一つの事柄に対してじっくり自問自答していってもOKなのですが、前述したように、書き出し作業を始める前に「情報処理の意図確認」を脳にしておくことで、ステップ1の作業と同時並行で、だんだんと「自分の好み」の傾向が見えてくるようになります。
つまり、書き出しているうちに自然と自己理解が進んでいくんですよね(ここがノートの便利なところ♡)
ここで行うことは、具体的な事柄から核心となる情報を抜き出す、いわゆる「抽象化」の作業になります。
「形のある(三次元の)情報」から「形のない(五次元の)情報」を抜き出していく訳です。
私ってこんな感じが好きなんだ、こんな風に扱われることが嫌いなんだといった「感覚」がつかめてくると、かなりいい感じです(この「感覚」は、夢ノートを使い込むほどにどんどんと自分の中で明確化されていきます)
ステップ1で書き出したたくさんの具体的な事柄から情報を抽出して、「好み」という抽象度の高い情報を把握すること。
これがポイントです。
さらにその自分の好みを、建物にたとえるなら~とか、街にたとえるなら~とか、お店にたとえるなら~とかまで自由自在に変換できるようになると、実は恋愛でも仕事でもお金でも、あらゆるジャンルの願いを出す上で、かなり使い勝手の良い情報になります。
夢ノートの書き方 ステップ3 願い事をリスト化する(抽象から具体に降ろす)
そしていよいよステップ3。
ここでようやく具体的な願い事のリスト化作業に入っていきます。
自分の現実は自分の部屋と同じ
この個別具体的な願いを出すために、ステップ2で導き出した「形のない願い(抽象化された自分の好み)」を使っていくのですが、実はこの「形のない願い」って、「自分のコンセプト」なんですよね。
- 自分が幸せと感じる状態って、どんなものなのか?(望む世界)
- 自分自身が心地よく感じられる自分の状態って、どんなものなのか?(望む在り方)
それらを表すコンセプトなんです。
何らかの意図を持って企画されたお店や商品、作品などがそれぞれコンセプトを持っているように、望む現実を意図的に作り出していくのなら、「自分の世界」や「自分という存在」にコンセプトを与えてあげることって、とても重要です。
けれど自分の幸せってこういう感じ!望む在り方ってこういう感じ!と、そのコンセプトを自分で理解できている人って、かなりの少数派なのではないかなと思います。
だからこそ、「自分の本当の望みがわからない」、「自分のやりたいことが何なのかよくわからない」という悩みを持つ人が多いのだと思うんですよね。
たとえばこれってお部屋作りと同じで、自分の部屋のインテリアはこういうコンセプトでいこう!と明確に決めていれば、どんな家具やファブリック類をそこに置くかスムーズに選択していくことができるし、心地よい時間を過ごせるお気に入りの空間作りができるはずです。
けれど何もコンセプトを決めないまま、行き当たりばったりに家具・小物類をそろえていこうとすると、一体何を部屋に置けばいいのか?釈然としないまま購入していくことになるので、なかなか決めきれない状態になったり、しっくりくる買い物がしづらかったりするはず。
結果出来上がったお部屋も、「最高に心地よさを感じるお気に入りの空間」にはなりづらいと思うんですよね。
つまり自分の世界(現実)も、これと同じ事なんです。
「自分のお気に入りの世界ってどんなものなのか?」そのコンセプトを決めていなければ、何を自分の世界に置けばいいのか?つまり、「どんな願いを出していけばいいのか?」「しっくりくる願いってどんなものなのか?」がよくわからないのは当然のことだし、結果、出来上がった現実もお気に入りのものにはなりづらいと思います。
だからこその、ステップ2での抽象化作業(自分の好みの把握)だった訳です。
でね、この自分コンセプトって、もちろん言葉で言い表せる状態にしておくのも大事なことなんですけど、それ以上に「感覚(非言語情報)」で把握しておくこと、さらに言うなら自在に「象徴化」できることっていうのが肝なんですよね。
願いの叶いやすい人って、意識的にせよ無意識的にせよ、これができてるんです。
叶う、満たされる「願い」のリストアップ方法
自分の好みを「感覚化(非言語情報化)」しておくこと、そしてその「感覚」を自在に象徴化できること、それらによって一体何が変わるのか?
それは、自分の好みという「形のない情報」を、個別具体的な願いという「形のある情報」に自在に変換できるようになるということ!
つまりはこれが「自分の心が本当に満たされる、実現精度の高い願い」のリストアップ方法なんです。
具体的に解説していきますね。
夢ノートでワークした結果、「自分の好み」という情報を「あるひとつの感覚」としてカチッと捉えられたとします。
たとえばこれを「お菓子」という分野で象徴化したとすると、「シャインマスカットショートケーキな感じだな」とか変換できたりするんですよね。
「形のない(五次元の)情報」を「形のある(三次元の)情報」へと変換した訳です。
そして五次元の情報って、抽象度の関係で言うと三次元の上の階層にあるものなので、それを三次元に降ろす際に、ありとあらゆる物理的存在に変換できるんです。
つまりお菓子にたとえるなら「シャインマスカットショートケーキ」だと感じた「自分コンセプト」を、願いを出したいジャンルに水平移動すれば良いということなんです♡
シャインマスカットショートケーキな自分だと感じられる私や時間って、どんな感じかな?洋服や持ち物はこんな感じだよね?住む場所はこんな風で…そして恋愛はこんな感じ!っていう風に各ジャンルで具体的な内容に情報変換して、それらすべてを「願い」としてリストアップしていくんです。
ちなみにこの「シャインマスカットショートケーキな感じ」っていうのは、多くの人がそれに対して抱くパブリックイメージのことではなく、あくまでも本人にだけわかる感覚(その人だけの言霊)です♡
それがどういう感覚なのか他の人に伝わらなくても、本人が「自分の好み」をパッと想起できて、それを自在に象徴化できればOKなんです。
象徴化と水平移動を使いこなしていくことで「選択のズレ」に気づくことができる
象徴化と水平移動のやり方について、もっとストレートなたとえを使うとすると、「高級ホテルみたいな在り方が自分の好みなんだな」とわかったとしたら、恋愛の仕方やお仕事の仕方って確実に変わってくると思うんですよね。
どういう相手とどういう付き合い方をすれば一番自分にしっくりくるのか?そこが格段に見えやすくなるからです。
そして、「今自分はどういう在り方をしているか?」「どういう人とどういう付き合い方をしているか?」その現状とのギャップを見れば、「いかにそれまで自分の好みに無頓着だったか」「いかに好みとずれたものを選んで(自分の世界に配置して)きてしまっていたか」「いかに自分の好みより世間一般の好みを優先してきたか」っていうところにも気づけるんですよね。
この一連の願いの出し方をマスターすると、「叶う願い」「本当に心満たされる願い」がザクザク出せるようになりますので、あなたの夢ノートは正真正銘の魔法のノートになっていきます。
夢ノートを使う際の注意点
最後に、夢ノートを使う際の注意点やつまづきがちなポイントについて、補足しておきますね。
補足と言いつつ、けっこうな重要な部分でもあるので、ぜひしっかり落とし込んでもらえればうれしいです。
夢ノートを使う際の注意点① 具体的な好き嫌いの書き出しにしっかりとエネルギーを注ぐ
まず1つ目は、今回解説した3つのステップの中でも、ステップ1とステップ2に特にエネルギーを注いでほしいということ。
「自分の感情が動いた具体的な事柄」から「自分の好み」という抽象化された情報へと一度凝縮し、その抽象化された情報を再度具体に降ろしてくることで、「叶う願い」をリスト化していくというのが基本の流れなのですが、早く願いをを出したいと思うあまり、最初の「具体→抽象」のステップが雑になってしまったり、材料となる具体の要素がスカスカになってしまうと、把握できる「自分の好み」の情報精度がものすごく落ちちゃうんです。
抽象化される情報というのは、元となる「具体の情報量」が多ければ多いほど、その情報の精度や価値はより高いものとなります。
具体の情報量が少ないまま抽象化された情報というのは、「抽象度の高い情報」ではなく「ただの抽象的な情報」なんですよね(笑)
十分な具体を階層下に置いていないので、地に足のついていない情報であるとも言えます。
最初は少しもどかしいかもしれませんが、とにかく「具体的な事柄(好きなことと嫌いなこと)の書き出し」にしっかり取り組むことが大事。
ここでどれだけ「具体的な好きや嫌い」を意識に上げられるかで、最終的に出される「願い事」の実現精度が大きく異なってきます。
ステップ1と2の夢ノートワークは、できれば日常的な習慣として取り入れられると最も効果的です。
夢ノートを使う際の注意点② 夢ノートを書くことを義務にしない
…とは言え、夢ノートを書くことを義務にしてしまったり、続けられない自分を責める材料にはしてしまわないこと!
これが2つ目の注意点です。
願いを叶える上でノートはとても便利なものだけど、使わないと叶わないものでもなければ、続けられないとダメなものでもありません。
もしそういった思考が出てきたときは、まさに「◯◯しないと叶わない」呪いを自分にかけようとしてしまっている時なので、気をつけてくださいね。
ノートはあくまでもツールなので、ノートを自分の上に置く必要はありません。
使って便利だから、楽しいから使う、そうじゃなければもっと自分にしっくりくるやり方やペースがあるから、そっちを採用!くらいのゆるいスタンスでOKです。
どちらにせよ、願いの叶え方も「自分の好み」を優先してあげてくださいね。
くれぐれも苦行にしてしまわないように!(笑)
あ、もちろん「苦行モードが好みだ!燃える!」という場合は別ですよ!
これ、決して皮肉で言ってる訳じゃなくて、実は苦行好きな人って、とても多いんです。
映画や漫画でも、修行シーンや特訓シーンにワクワクする人って多かったりしませんか?(私はけっこうしますよ!笑)
というか、そういったシーンが多くの人に好まれるからこそ、多くの作品に盛り込まれてるんですよね。
それが好みだったんだ!って気づくのもまた「好みの把握」なんです♡(この辺も、好きな作品や好きなシーンをノートに書き出してると、どんどん見えてきます)
そしたらさらに一歩踏み込んで、どんな修行が好きなんだろう?好みの苦行って、どのくらいのレベル感?それらを経て、どんな成果が得られたら一番燃える?っていうところまでわかったら、かなりいい感じですよ!
夢ノートで自分軸を育てて、願いの叶いやすい体質を手に入れよう
夢ノートをパートナーに、自分の好みを深く深く知っていくこと、そして、「世間の好み」ではなく「自分の好み」を軸に願い事を展開していくこと。
そうしていくことで自分軸が育ち、願いの叶いやすい体質へと気づけば変わっているはずです。
ぜひ夢ノートを、あなたの願望実現の強力な味方にしてあげてくださいね。
しっかりとポイントを押さえて使いこなしてあげれば、「書いても書いても叶わない謎ノート」から「魔法のノート」へと華麗な大変貌を遂げてくれますよ!
では♡