あなたには、なりたい自分像がありますか?
その自分になるために、何か特定の自分磨きをしていたりしますか?
「なりたい自分になるために日々あれこれ努力しているけれど、なかなか思うような自分像にたどり着けない!
理想の自分になることって、なんでこんなに大変なんだろう?」
私は過去、なりたい自分になるために、あれこれストイックに努力をしては、理想に追いつかない現実にため息をつき、そんなことを頭の中で呟いていました。
そして、ある時ふと思ったんですね。
「努力しているのになかなか理想の自分になれない…これって、私の努力や意志力が足りないっていうこと?
でも、やれることは結構な量やってるんだけどな…っていうか、そもそもそこまでストイックにならないと、なりたい自分ってなれないものなの?
そんなのって、人生辛くない?
ごく自然に、呼吸するように理想の自分になることって、できないのかな??」
その時は、我ながら虫のいいこと考えてるなーなんて思っていたのですが、ズバリ、「ごく自然に、呼吸するように、なりたい自分になる方法」というのは、実はあるんです!
今回は、私が潜在意識の学びを経て知った、必死の努力や強い意志力を行使せずとも、すんなり簡単に、そして確実に自分と人生を変えてしまう、ある秘策をお伝えしてきますね!
「努力して、なりたい自分になる」「理想の自分になるためには、強い意志力が必要」という従来型の考えに少し疲れ気味の方、飽き飽きしてしまっている方には、きっと革新的な視点になるかと思います。
「自分を変えることは難しい」は実は勘違い
まず多くの人が抱えている誤った思い込みとして、「人はそうそう変わらない」「自分を変えることは難しい」といったものがあるのではないかなと思います。
でもね、実はこれって勘違いなんです(笑)
私もずーっと同じことを思っていたので、本当によくわかります。
けれど知ってほしいのは、人間は決して固定的な存在ではなく、流動的かつ可変的であることが大前提だということ!
自分という存在は、そもそも毎瞬毎秒書き換わっている
例えば私達の肉体は、食物摂取と排出を繰り返しつつ日々その存在を維持しています。
摂取したものが順次自分の細胞となりそして死滅して、また次の細胞と入れ替わっていくというフローを繰り返している訳です。
つまり純粋に物質という観点で見れば、1年も経てば私たちは全く別の存在になってるんですね。
そしてこのフロー構造は、思考やセルフイメージといった領域においてもなんと同じ。
潜在意識は常に環境から学習している
私たちの思考というのは決して生得的なもので全てが決まっている訳ではなく、物の見方や価値観、感情や行動の傾向など、その多くは実は「学習の結果獲得したもの」になります。
セルフイメージについての有名な言葉で、「自分が最も多くの時間を共に過ごしている5人の平均像が、自分である」というものがありますが、これはまさに、この潜在意識レベルで行われている脳の自動学習(環境からの概念獲得)のことを指し示しています。
そしてこれは成長期の一定期間行われておしまいといったものではなく、私たちが生まれてから死ぬまで絶えることなく繰り返されていくフローになります。
私たちが日々食物を摂取して肉体を維持しているように、私たちの潜在意識も日々環境から情報を摂取しながら自分というセルフイメージや自分独自の世界の見方、 つまりは自我を維持している訳です。
要は私たちの思考回路って、日々新陳代謝しながら少しずつ書き換わってるんですね。
ただ多くの場合、その変化の度合いが肉体同様わずかずつであるため、自分自身という存在が書き換わっていることを自覚していないだけ。
そう、「自分を変える」って実は難しいどころか、私たちという存在は潜在意識の中に取り込む情報によって毎瞬毎秒書変わり続けているんです!
ちょっとピンとこない人もいるかもしれないので、少し具体例を書いてみますね。
自分(自我)は日々書き換わり続けているって、どういうこと?実例から解説!
テレビCMや通販番組を見て、それまであまり興味がなかったけれど、無性にその商品が欲しくなってしまった!衝動買いしてしまった!という経験、誰しもあるかと思います。
本当にあまりに日常的でスルーされがちな場面ですが、テレビ CM や通販番組というのは、まさに、視聴者の価値観の書き換えを行っているんです。
その商品によって得られる、素敵な未来や新しいライフスタイルを垣間見せることによって、その商品への興味や評価を高め、そして購買という行動選択へと繋げているんですよね。
そう、これって立派な、自我の書き換えなんです!
特定の情報のインプットによって、相手の価値観と行動を変えてしまってるんです。
別の例で言えば、友達の影響で新しい趣味に目覚めたり、同じものを買ってしまったりといった経験がある人も多いかと思います。
これもさっき示したように、多くの時間を共に過ごしている人間の思考回路に、自分の思考回路が影響を受けたためと言えます。
また、ジャンプを読んだ少年が、「友情、努力、勝利!」をテーマとしたストーリーに感動し、自分自身の人生にもその要素を求めるようになっていくというのも、もちろん価値観の書き換えです。
そう、シンプルに言ってしまうと、私たちというのは、摂取した情報を自分の脳内でブレンドし、それをまるごと次の自分(自我)にしているという訳なんです。
いかに自分という存在が流動的で可変性のものなのか、なんとなく理解できたでしょうか?
インプットがランダムだと、自分という存在も環境からランダムに決められてしまう
ではどうして、なりたい自分に自分を変えることが、多くの人にとって難しいことになってしまっているのでしょうか?
それは、ほとんどの人は、潜在意識にインプットする情報を、なりたい自分を想定した上で選んでいる訳ではないからです。
今のあなたの周囲にある情報が、今のあなたの潜在意識に送り込まれている情報であり、そしてその情報によって、あなたの思考やセルフイメージ、ライフスタイルが作られています。
つまり、今たまたま属している環境からランダムに取り入れている情報が、あなたの思考や価値観、現実認識の傾向を作り上げてしまっているんですよね。
よりシンプルに言うなら、今属している環境によって、あなたという存在が作られてしまっているということなんです。
そしてほとんどの人は、自我の材料とも言える、現在の環境を変えずして、自分の意志力のみで自分の思考や在り方を変えようと頑張ってしまいます。
よく言われることですが、顕在意識と潜在意識のパワーバランスというのは、およそ3対97程度と言われています。
なので、潜在意識(環境からのインプット)と顕在意識(意志力)が戦った場合、残念ながらまず間違いなく、意志力は負けてしまうんです。
これが、多くの人が、努力してもなかなか自分を変えることができない現実のカラクリとなります。
では、どう対策すればいいのでしょう?
そろそろ気づいてる方もいるかもしれませんね!
なりたい自分を決めて、インプットする情報を変える
答えはとてもシンプルで、なりたい自分を想定した上で、インプットする情報を変える、つまりは環境を変えてしまえばいいんです。
これまでは、たまたま生まれた環境によって、初期の自分の人格というものが作られ、そこから環境が変わるたびに、「自分」という情報が少しずつ書き換えられ、そして現在のあなたという自我(思考回路・セルフイメージ)が形成されてきました。
つまりちょっと乱暴な言い方をしてしまえば、今の自分という存在は、ある意味、無計画に、場当たり的に出来上がった情報体だと言える訳です。
もちろんそこに良いも悪いもなく、「今まで過ごしてきた環境から摂取した情報の結果として、今のあなたの在り方がそこある」というだけです。
ですからもし、「今までの自分も悪くないけど、今度は、こういう自分として人生を楽しんでみたいな」という希望があるなら、今度は逆算思考で、先に自分という情報体を自分好みにデザインしてあげればいいんです♡
簡単にまとめますね!
【これまでの自分の作られ方】
自分の意志とは関係なく、周囲の環境から情報がランダムに潜在意識にインプットされる
それらのランダムな情報群によって、現在の自分という在り方(セルフイメージ)が作られる(決定される)
【新しい自分の作り方】
なりたい自分の在り方(セルフイメージ)を決める
その自分にふさわしい環境を想定し、そこからのインプットを心がける
潜在意識とセルフイメージの関係性については、ここまでで大体イメージが掴めたかなと思います。
では次に、なりたい自分になるための情報摂取法について、実践面から解説していきますね!
在り方(セルフイメージ)の学習経路を変えるには「3つの間」を変える
環境からのインプットを変えるためには、次の3つの要素を変えることが必須になります。
それは、「時間」「空間」「仲間」です。
いわゆる、3つの間ですね!
この3つを変えることで、潜在意識の学習経路はまるっと変化します。
順を追って解説していきますね。
既に叶っている世界に住む!なりたい自分は常に欲しい現実とセットでイメージ
潜在意識により望ましい学習をさせていくために、どんな「時間」「空間」「仲間」を選べばいいか?まずはそこを決めていきます。
それには、なりたい自分を決め、その自分が住む世界を想定した上で、「その世界にいる自分は、どんな時間をどんな空間でどんな人たちと過ごしているのか?」それを明確にし、今この瞬間から、その要素を環境の中に取り入れていくということになります。
そして、一番簡単に、今日からすぐにでも変えられるのが、時間の使い方になります。
私たちは、「欲しい現実やなりたい自分という意図」を決めないまま、つまり無意識に日々を過ごしていると、ついつい、今の生活を維持するための物事のみに時間を費やしてしまいます。
現状の生活に、自分の時間の過ごし方を最適化してしまう訳です。
これは一見すると、非常に効率的かつ、当たり前のことのように思えますが、実は、現状に最適化された時間の過ごし方をしている限り、今の自分、今の現状という現実がただただ維持され続けてしまうという、現状維持のカラクリに気づくでしょうか?
そうではなく、「なりたい自分が住んでいる理想世界」を想定した上で、その自分だったら、これからその世界に行くために、今一体何をするかな?とイメージしてみるんですね。
おそらく、ちょっと面倒に感じつつも付き合い(現状の人間関係の維持)のために参加しているような、なんとなくの飲み会などには時間を費やしてはいないのではないかなと思います。
「その自分」だったら、そんな時間の使い方にきっと違和感を覚えるはず。
「今のあなた」が属しているおなじみの環境と、「なりたい自分」がしっくりくると感じる環境とでは当然、情報の周波数が全く異なるはずだからです。
それにそもそも、「いつものメンバーといつもの会話」では、同じ情報のインプットになってしまうため、「自分」という情報も変わりようがありません。
現状を維持するための時間を過ごすのではなく、「今の自分」と「なりたい自分」を繋げるために、どんな体験、どんな過ごし方を選ぶか?
こういったことを意識するだけで、脳内に入ってくる情報の範囲や、日々の選択が大幅に変わってきます。
次は、空間です。
空間というのももちろん、情報を持っています。
ちょっとしたことのように思えるかもしれませんが、日々ランチを取るお店なども、たまたま便利な場所にあるから、といった理由で行きつけにしてしまうのって、実は非常にもったいないことなんです!
なぜなら、そのお店の中で過ごす間に摂取する情報というのも、あなたが好むと好まざるとにかかわらず、潜在意識の中に自動的に溜め込まれていくからです。
つまり行きつけのお店という情報は、「そのお店にふさわしい自分」という形式で、セルフイメージに組み込まれていく訳です。
ここ、軽視してしまう人が多いのですが、いわゆる幸せなお金持ちと呼ばれる人たちは、こういうところ、驚くほどこだわっている人が多いです!
お金持ちになりたいなら上質なものに触れろ!とよく言われるのも、こういった所以なんですね。
そして何より一番大切な要素が、仲間、つまり一緒に過ごす人になります。
人は、最強の情報体です。
自分が望む世界を既に実現させている人、自分がなりたい、欲しい要素を既に体現している人と、なるべく多くの時間を過ごす。
実は本当にこれだけで潜在意識って、大幅に、そしてあっという間に書き換わります。
そしてこれってなんと、時間と空間の要素も同時に押さえていることになるんですよね。
なのでいきなりの結論になりますが(笑)、自分が理想とする自分の要素を既に持っている人、自分が理想とするライフスタイルに近い生活を既に送っている人との接触頻度をなるべく増やすこと、これが最強の自己改革法なんです!
要は、あなたが「うらやましいな」「ずるい!」と思うような人と、なるべく一緒に過ごしてみるようにするということ。
本当にこれをするだけで、潜在意識がその人という存在から、あらゆる情報をどんどん吸収していってくれるので、文字通り、呼吸するように、自然に、自分って変わっていくんです。
潜在意識の中身を変えれば、自分は勝手に変わる
ここで間違えないで欲しいのは、その人と会話することによって、何かためになることや秘策を教えてもらえるから、自分や現実が変わるということではないということ。
そうではなくて、その人の在り方や思考回路という非言語情報を潜在意識がコピーしてくれることによって、それがあなたの在り方や思考回路となっていくから、なりたい自分に勝手に変われてしまうということです。
この違いを、ぜひはっきりと意識しておいてください。
潜在意識はまさに、呼吸するように自然に、人や環境から、情報を取り込んでいきます。
簡単に言えば、他力を借りちゃってる訳ですよね。
これって、「自分がストイックに努力をして自分を変える」こととは、力のかけ方がまったく異なるのはもちろんですが、同時に、「人に何かしてもらうことで自分を変えてもらう」ということとも、全く別のことになります。
「他力を借りる」というと、相手の時間や労力を奪うことで自分を助けてもらうという、いわゆる依存の構図が浮かんでしまいがちですが、情報体として他力を借りる分には、相手から何も奪っていないんですよね。
実は、これがこの方法の真にすごいところなんです!
高い在り方を持つ人は、自分から何かを「奪おう」として近寄ってくる人にとても敏感で、そういった人とはスッと自然に距離を置きます。
けれど、そもそも欲しい結果を得るために、相手から何かを奪う必要がないのだから、それさえわかっていれば、相手から変に敬遠されたり、距離を置かれることはない訳です。
なりたい自分になるために、あなたが自分を削る必要もなければ、相手に直接何かをしてもらう必要も、本来、一切ないんです。
相手に提供してもらうのは、ただその「在り方」のみで十分♡
情報と潜在意識の働き、つまり「仕組み」を賢く利用すれば、自分も相手も、誰も何も犠牲にしていないのに、欲しい結果って、自然と生み出せてしまうんです。
なりたい自分の材料を集めるという意識を持つ
私自身、この「なりたい在り方の自動学習」を実践することで、「精神的にも経済的にも豊かで、そして愛されている幸せな人の脳内がどうなっているのか?」それを体感レベルで理解することができるようになり、それによって、自分の現実という舞台でも望む状態を再現できるようになりました。
それまでの自分の思考の枠内のまま頑張り続けたのでは、絶対に到達できない領域だったと思います。
本当にこんなに簡単でノーストレスの自己改革法って、なかなかないんじゃないかなーと思います。
コツは、「常に、なりたい自分の材料を集めるという意識を頭の片隅に置いておくこと!」です。
この意識を頭の中に置いておくことで、自然と「付き合う人」、そして、「三つの間」すべてが変わってくるはずです。
まとめ
ほとんどの人が、なりたい自分になろうとしても、なかなかなれない、その理由。
一つは、「自分を変えることは難しい」という誤った思い込みがあること。
そしてもう一つは、自分の意志力のみで自分の思考を変えようと頑張ってしまうことで、結果、消耗戦になってしまうことにあります。
エネルギー切れするほど頑張って、それでもなかなか理想の自分という存在が遠く思えてしまうような時、必ずそこには盲点があります。
つまりそれは、求める結果に繋がるルートを見直すタイミングに来ているということ。
より踏み込んで言うなら、今のあなたに対し、今の現実が、既にそぐわない状態になってきているので、脳があなたに視点の切り替えを要請しているということです♡
潜在意識と「『自分という存在』の成り立ち」の仕組みを知り、環境の力、つまり他力をうまく使いこなすことができるようになれば、 自分を削るような努力をひたすら重ねずとも、人は、 呼吸するように、ごく自然に、当たり前に、なりたい自分へと変わっていくことができます。
「自分を変えることは、苦行と引き替えじゃなくていい」
「誰かに依存することとは全く別次元の、それでいて、極めて上手に他力を借りる方法がある」
脳がそう理解することで、実は現実って、飛躍的に変わるようになっていくんです。
なぜなら、なりたい自分になることが苦行と引き替えになってしまっていると、脳は、無意識にそれを避けようとするからです。
そう、つまり、なりたい自分になることのデメリットを取り除いてあげることで、無意識の抵抗がなくなり、現実がスムーズに動き出すんです。
そして本当のところ、これが、新しい視点を得る一番のメリットであったりします♡
意志力のみでの戦いをやめ、潜在意識と環境の力を上手に借りて、自分という存在を自由自在にクラスアップするという、そんな旧視点から新視点へのワープ法をこの記事でつかんでいただければ嬉しいです。
そして、ここからは、ちょっと付け足しとなりますが…
旧視点のまま現実と格闘するのではなく、脳内で視点を自由自在に変えられること。←これ、潜在意識や引き寄せの法則を使いこなす上で、非常に大事なスキルとなります。
なぜなら、視点を意図的に移動できることは、意図的に認識の変更を起こすことと同義だからです。
ぜひ、この視点の移動(認識の変更)という最強の現実創造スキルを、これからもどんどん磨いていってくださいね!
自分という存在も、現実も、面白いようにその姿を変えていくはずです。このブログが、その学びの一助になれば幸いです♡