結婚相手や生涯のパートナーなど、自分の人生のキーマンとなる人物との出会いで不思議な体験をする人はとても多いです。
私自身そういった経験は何度もしていますし、恋愛やお仕事の相談を持ちかけられた友人知人から縁にまつわる不思議な体験談を聞くことも珍しくありません。
今回は、
- えー!そんな偶然ってあるんだ!
- ものすごい奇遇な縁…
- いやもうこれ、運命を感じざるを得ないでしょ(笑)
といった不思議な出来事の事例紹介と「運命の人同士でなぜそういったことが起こるのか?」その仕組みについて解説していきます。
不思議な出来事をただ不思議で片付けるのではなく、「なぜそんな不思議な現象が起こるのか?」そのカラクリを知ることで、今度は逆にそうした奇跡を意図的に起こせるようになってきます♡
- 不思議を不思議で終わらせたくない。
- 運や縁が巡ってくるのをただ待つのではなく意図的に操作できるようになりたい。
という人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
運命の人との間に起きた不思議な出来事の事例紹介
まずは私がこれまで見聞きしてきた「運命の人にまつわる不思議な出来事」の中からいくつかパターン別に紹介していきますね!
不思議な出来事 パターン①自分と相手の思考がシンクロする
相手と自分の思考のシンクロはもうダントツによくあるケースで、むしろ最近では不思議と思わなくなってきてる感覚すらあります(笑)
- こんなこと言われたいなと思っていたセリフを、相手がそのまま口にしだす。
- こんなことしたいなとノートに書いたら、ほぼそのままの文章でオファーが入る。
- 「将来的にこういうライフスタイルを望んでるけど、きっと変わってる子って思われるんだろうな…婚活は難しいかも」と思っていたら、まったく同じことで悩んでいる相手と出会ってあれよあれよという間に婚約。
不思議な出来事 パターン②会いたいと思っていた相手とばったり会う or 連絡が入る
次いでこれも同じくらい多いパターン。
「会いたいけどどうやって連絡を取ればいいんだろう?」と思っていた相手とばったり会う or 連絡が入る。
私の過去の体験談でわかりやすい事例があるので、シェアしますね!
当時大好きだった相手がいて、なのに携帯電話乗り換え時のミスでその人の連絡先がわからなくなっちゃったんです。
相手は仕事で遠隔地住み、さらにSNSもまったくやってないときて、連絡手段が皆無に。
ここで普通なら「終わった…」となるところなのですが、なぜかその時は「まあ、またすぐ会えるでしょ」という謎の確信があり、そのままゆるゆる過ごしていました。
するとある日街中で「sorakoちゃん!」と呼ばれ振り向いたら、まさにその彼が立っていて、出張で一時的にこちらに戻ってきていたとのこと。
しかも、「そうそう俺、携帯の乗り換えの時に連絡先全部消えちゃってさー、連絡取れなくて困ってたんだよ。待っててもそっちからは全然連絡来ないし。もっかい教えてもらっていい?」とのことで、なんと同時期に同じミスをしていたことも判明(笑)
結局その後彼とお付き合いに至ることはなかったのですが、今でも大親友かつ大尊敬する相手としてたびたび連絡を取り合う仲になっています。
また音信不通から復縁に至った友人の例では、ある時「やっぱり元彼のことが好き。結婚するなら彼がいい!」と一人確信したものの、そこからどう連絡を取ればいいかわからず悩んでいたら、まもなくして本人から突然間違い電話がかかってきて、そこからの流れでお付き合いが再開したというエピソードも。
はたしてそれが本当に彼の「間違い電話」だったのかどうか?はさておき(笑)、すごいシンクロだなあと思った事例です。
不思議な出来事 パターン③付き合うことにどこか戸惑いを感じていたらアクシデントが起きて、本当にお付き合いが延期になる
上記の二つとは逆パターンで、元々すごくうまくいっていて、もう交際まで秒読み段階!というところまで来ていたのに急に相手にアクシデントが起きて、それをきっかけにしばらく音信不通になってしまったというケースも。
え?これのどこが不思議な出来事なの?そこそこよくあることじゃない?
うん、普通ならそう思いますよね。
でもここが縁の仕組みの面白いところで、実はこのご本人、音信不通期間中に「どうしてこうなってしまったんだろう?」と自問自答し続けていたところ、「あ、私、本当はまだ彼と付き合いたくないって思ってた…!」と気付いちゃったそうなんです(笑)←この種の気付きが出てくると、奇跡を意図的に起こすことがグッと簡単になってきます。
ちょうど音信不通になる少し前「あ、そろそろ告白されそう…!でもなんか付き合うのちょっともったいないな…もう少しの間、付き合いそうで付き合わないこの距離感を味わっていたい」というトークが自分の中にあったことを、はっきり自覚してしまったとのこと♡
その後「自分は本当は彼とどうなりたいのか?」そこをさらに掘り下げた上で「じゃあ音信不通の今だからこそできることって何だろう?」という部分を明らかにし、そこにエネルギーを注ぎつつ過ごしていたところ、ある時ひょっこり彼から連絡が来たそう。
そこから当初の望み通り再び「付き合いそうで付き合あわない期間」を数ヶ月過ごした後に晴れてお付き合いをスタートし、今ではその彼と結婚されています。
ちなみに急に音信不通になった原因は、彼が「9割方いけると思う!年収もかなり上がる!」と豪語していた転職話がフイになったことで、「彼女に合わせる顔がない…もっといい転職先を決めてから連絡する!」と思ったからだったそう。
彼女にしてみたら「だからっていきなり音信不通になんかしないで、ちゃんと言ってよー!!!」という感じですが(笑)、これもまたお互いが「きっとこの人と結婚するのだろうし、付き合う前にもう少しだけ準備期間が欲しい」と考えていたシンクロなのかなと思います。
運命の人との間に不思議な出来事が起こる仕組みとは?
なぜ運命の人との間には、こうした不思議な出来事がたびたび起こるのか?
それは、人の思考や行動選択は「場」に紐付いているものだからなんです♡
よりイメージの湧きやすい言葉に置き換えるなら、「世界観」や「情報場」などになるかなと思います。
縁は「場」に紐付いている
私たちは生きている限り必ず何かしらの「場(世界観)」と自分の意識を結びつけて世界を認識しているし、日々自分が「何を感じて何をするか?」といったアウトプットも実はすべて「場」が先行しています。
わかりやすく私たちの日常生活に落とし込んで解説すると、
- 「私は日本人だ」という認識がある時、そこには「日本」という「場」があって、その場を通して自己認識しているし、
- 同様に「私は○○社の社員だ」という認識がある時、そこには「○○社」という「場」があって、その場を通して自己認識しているし、
- 「私は○○の妻です」という認識がある時、そこには「結婚」や「家庭」という「場」があって、その場を通して自己認識している。
という構造になります。
でね、ここでポイントとなるのは、たとえば「私は○○社の社員です」という自己認識がある時、「じゃあその前提となる○○社って、一体何???」っていうことなんです。
ある人は普段働いているオフィスや店舗を思い浮かべるかもしれないし、またある人は会社のロゴマークを思い浮かべるかもしれません。
でもオフィスや店舗はあくまで事業運営のために使っているスペースでしかないし、ロゴマークも単なる絵柄でしかないし、「ん?結局○○社って、一体何?」と考えた時、一つの情報場であるという結論に行き着くんですね。
「○○社」という物体はそもそもこの世のどこにも存在しておらず、その実体は情報場であり、「○○社」の社屋も店舗も従業員も実は「○○社」という情報場によって何かしらの役割を与えられた存在なのだということ。
つまり情報場を起点にそれぞれが引き寄せられ、その「場」から与えられた役割を果たすべくそれぞれの力を発揮している訳です。
要はこれが引き寄せの法則の仕組みであり、縁の仕組み♡
一つの「場」が情報空間に先に存在していて、そこから物理的な現象が巻き起こってるんですね。
会社だけでなく、あなたが今住んでいる街もそう。
私たちはつい「土地=街」と思ってしまいがちですが、実際は街という情報場が土地に役割を与えているだけで、その情報場に引き寄せられた人たちがそこに住んだりお店を開いたりして日々様々な現象を巻き起こしている状態。
図式化すると、
「情報→物理」
この順番で現実は作られているのだということ。
その縁を設定したのは誰なのか?
そしてこれはもちろん街や会社といった規模のものだけでなく、恋愛や友達・婚姻関係といった個人的な人間関係も同様の構造で成り立っていて、
- まず「場」があり、
- その「場」を起点として出会いや再会という現象が起こって、
- 出会った者同士で何らかの関係性を築いていく(場によって規定された役割をお互いに遂行していく)
という流れになっています。
なので言ってしまえば、これまで自分が出会ってきた人たちはすべて「運命の人」ということになるのですが、ではその人たち全員が「自分が出会いたいと望んでいた人物」だったり「この先の未来も共にしたいと思える相手」だったかと言えば、きっとそうではないと思います。
なぜならほとんどの人にとって「自分が今まさに身を置いている情報場」というのは、そもそも自分自身が設定したものではないことの方が圧倒的に多いから。
つまり世の中で起こっている出会いの多くは本人が(意図して)決めた情報場の中で起こっているのではなく、誰かが設定した情報場から発生しているのだということ。
これは会社・学校・家庭・友人関係などすべてのジャンルにおいて共通の傾向であり、ほとんどの人は誰かがあらかじめ設定した場の中に「巻き込まれる」形で誰かと出会い、そこで人間関係を作っています。
なので、
- どんな人と出会うか?
- どんな人間関係を築いていくか?
といったことは、実は自分の好みや選択以前にその場の設定によって決まってしまう部分がとても大きいんです。
体感的にわかりやすい例で言うと、「望んでいた訳でもないのに気付いたらこういう役回りになってしまっていた」ことってきっと誰しもあると思うのですが、これがまさに「場の設定に自分の無意識(潜在意識)が巻き込まれた」状態であり、さらに言うなら、今度はその役回り自体が自分のセルフイメージに強く干渉してくるため、なんと別の場においても「望んでもいないその役回り」を無意識に自ら選択してしまうという「関係性のループ化(場所を変えても相手を変えても、なぜか似たようなパターンを繰り返してしてしまう状態)」を引き起こしやすいんですね。
要は誰かが決めた場に知らず識らずのうちに取り込まれている時、「人間関係ってままならない」と感じる出来事に人は直面しやすい訳です。
じゃあどうすれば思いのままに縁(出会いや関係性)をデザインできるようになるのか?
答えはシンプルで、「場」を創る側になってしまえばいいんです♡
(恋愛における「場」の概念と作り方については、こちらの記事にくわしくまとめています)
運命の人との不思議な出会いや再会が起こる時、必ず先に「場」が存在している
先ほど「運命の人との間に起こった不思議な出来事」として紹介した事例たちを思い出してみてほしいのですが、これらが起こった時、そこには必ず本人が自ら設定した「本当に望む場」が先に存在してるんですね。←ココ重要
「ある情報場を物理空間で具現化させるのに必要な人やモノがそこに引き寄せられ、そして場によって設定された役割を果たしていく」
これがそもそもの「縁」の仕組みであり引き寄せの法則の仕組みなので、たとえばパターン①で挙げた事例のような「自分が思い描いていたセリフを相手が口にする」とか「望んでいたオファーが理想のクライアントから入る」というのも、一見いかにも不思議な偶然のようでいて、実際は「場」の設定に沿って起こったただの必然でしかないし、パターン②のような「音信不通の相手と奇跡のような偶然で再び縁が繋がる」事例にしても、やはり先に「場」があったから後付けで「再会」が起こった必然の出来事なんですね。
ここで間違ってほしくないのは、不思議な出来事を起こそうとして「場」を設定しようとするのではなく、あくまで望む「場」を設定することで必要な出来事が必要なタイミングで起こってくるというだけの話なので、不思議な出来事を無理に経由しようとする必要はないということ。
「運命の人とごく普通に出会って、ごく普通に結ばれる」パターンはもとよりたくさんあります。
ただもし仮に自分が設定したその世界(情報場)が「どう叶うのか現時点では想像がつかない」事柄だったとしても、そこへのルートもすべて後付けで動いていくものなので、場合によっては「想定外の方法」や「奇跡のような展開」で具現化することも当然あるよってことなんですね♡
連絡先をなくしてしまった彼とばったり再会した時の私の例で言うなら、その瞬間は「こんな偶然あるんだ!!!」と驚きはしたものの、その一方で「あ、やっぱり再会した」とどこかその必然性を理解していた自分もいたんですよね。
それはなぜかと言えば、「彼が登場する未来」をもう見てしまっていたから。
相手と「場」が繋がった時に起こる不思議な感覚
何か連絡手段がある訳でもないのに「まあ、またすぐ会えるでしょ」という謎の確信がずっとあったのは、無意識に彼との待ち合わせ場所を決めていたからなんです。
ちなみにこの待ち合わせ場所とは、「彼と偶然再会した場所」のことではなく「彼と共有することになる未来」のこと。
その当時はまだ「場」の概念や縁の仕組みについての知識があった訳ではなくて、本当に直感的に「こんな未来がいいな♡」と思い描いていただけなのですが、同時にその世界の構成要素の一つとして「彼もそこにいる」という不思議な感覚があったんですよね。
「再会できるかどうか?」というよりも、「その未来に自分がコネクトしている限り、彼は必然的に私の人生に再登場してくるんだろうな」という感覚。
あえて例えるなら、映画(情報場)とそのキャスト(人)という感覚が近いかなと思います。
映画プロデューサーなり監督なりが「あ、こういう作品やりたい!」と思いついたとしますよね。
そこから構想をストーリーに起こしてキャスト決めとなった時、「このストーリーなら、あの役者さんだな」と自然とイメージが合致してくる感覚ってあると思うんですね。
映画製作者という立場以外でも、「あの漫画を実写化するなら、あの役者さんがいい!」とSNS上でファン同士が語り合ってたりすることなんかもありますよね。
これらの感覚にすごく近くて、端的に言うなら「世界(情報場)が先にあって、そこに付随する形でキャストが決まっていく」感覚。
つまり何が言いたいかと言うと!
「本当に望む世界」を自前で用意すれば「その情報場に合致する相手」が何らかのルートを通って引き寄せられてくるのが大前提なので、「どんな人と出会ってどんな関係性を築いていくのか?」はすべてあなたに決定権があるよってことなんです。
「その人と共有する未来」を決めれば、運命は不思議な出来事を起こしてでもそれを叶えようとする
もったいないことにここを誤解してしまっている人がとても多くて、「運命の人は自分以外の何かや誰かによってあらかじめ決められている」という前提が自分の中にある時、文字通りそれって誰かに自分の「場」の決定権を委ねてしまっている状態なんですよね。
「誰かが決めた場の中に(無意識に)巻き込まれることで誰かと出会い、人間関係を築いていく」
この状態で生きている時、当然運命は自分を支配するものになりますし、「運命の人は一体誰なのか?どんな人なのか?」といった部分についても、やはり自分には決定権がさほどない訳です。
言ってみれば、「決められたことに従うポジション」に自らはまりにいっている状態。
なのでもしも縁(出会いや関係性)を自分の支配下に置きたいのなら、まずは「運命の人」の前提を変えてしまう必要があるんです。
「運命の人は自分以外の誰かや何かによってあらかじめ決められている」
この前提にある時、その人は「縁」の支配下にあり、巡ってくる出会いや関係性に振り回される状態となります。
ですが一方、「自分の場(運命)は自分で決めることができる」この選択肢を持つ人にとっては、「運命の人は自分が決めた場に対して必然的に引き寄せられてくる人」という前提になるため、同時にそれは「運命の人は自分の好み100%でオーダーできるもの」ということになるんですね。
つまり「場」を自分の支配下に置いている人にとっては、「運命の人」も自動的に自分の支配領域になってしまうということ♡
自分が「場」を決めてしまいさえすれば「縁」はそこに従わざるを得ないので、時には不思議な出来事を巻き起こしてでも必要な相手と自分とを引き合わせようとしてきます。
周囲からすればいかにも「不思議な縁」や「奇跡的な出会い」のように見えたとしても、実は本人が決めた「場」によって引き起こされた「想定内の出会い」なんですね。
重要なのは、あくまで「自分がどんな場(世界)を作りたいのか?」そこが起点(原因)であり、運命の人は「その場(世界)を具現化するのに必要な人だからこそ、その世界に召喚されてくる存在」(結果)だということ。
「私の運命の人は誰?」「どうやって出会うのだろう?」といった、「相手」や「ルート」に意識が囚われている状態の時、実はそもそもの「場」がまったくの未設定であったりするため、どうしても「相手」や「ルート」に自分側が振り回されがちです。
「運命の人」をひたすら探し回ったり「不思議な出来事」が起こることを漠然と待ってしまったりするため、とにかくすべてが遠回りになるし、基本的に「運頼み」の世界となります。
ですが本来の順番は、
- 望む「場」を決めているから、
- 必要な人(本当に望む運命の人)との出会いが起こる。
であり、「誰とどう出会うか?」よりもまず先にエネルギーを向けるべきは「どこへ行きたいか?」なんです♡
逆説的に思えるかもなのですが、この重要度の入れ替えが起こった時、「誰とどう出会うか?」はまるっとあなたの支配下に入ってくることになります。
もしも今ままならない恋愛や人間関係に悩んでいる人は、「何をするか?」「どうするか?」よりもまずは「行き先(場)を決めること」こちらに意識を注いでみてください。
「場」を決めてしまえば、そこからあらゆる現象があなたのバックアップをし始めます。
「場を決める立ち位置を取る限り、出会いも関係性もすべて自分に決定権がある」
一見難しい状況にある時こそ、この原則をひとつお忘れなくです♡
では。