「あっ、この人と付き合うかも…!」
「私、きっとこの人と結婚するんだろうな」
初対面なのに、なぜか相手にそういった不思議な直感を持った経験のある人は多いと思います。
そんな不思議な出会いを経て、直感通りに相手と付き合うことになりそして結婚した人もいれば、「一目惚れで絶対この人と結婚する!って予感してたんだけど、結局別れちゃった。直感なんてやっぱり当てにならないのかな…」という人もきっと多いはず。
そこで多くの人が疑問に思うのは、
- 結局直感って、当てになるの?ならないの?
- 今まさにこの人!って思っている相手がいるのだけど、この直感ははたして本物なのかな?
- 直感には従うべき?それとも直感なんて当てにせずじっくり考えて行動するべき?
- 不思議な縁って、そもそも本当にあるの?
そういったことではないかなと思います。
私自身、過去に「直感を信じたいけど、ただの幻想や気の迷いのような気もするし…どこまで信じていいのか迷う…」となかなか答えが出せずにいた疑問のひとつです。
今回はそんな疑問を持つ人たちに向けて、「この人と何かある…!」という直感の意味と、人の縁のメカニズム、そして欲しい「縁」の作り方についてわかりやすく、かつ実践的に解説していこうと思います。
「縁」や「直感」に振り回されるのではなく、それらを使いこなす秘訣がわかりますよ!
「この人と何かあるかも…」という直感は本物?その意味とは?
「この人と何かあるかも…」そう直感した時、「これってただの妄想や勘違い?それとも何かちゃんと意味や根拠があるもの?」まずそこが一番気になるところではないかなと思います。
ズバリ言ってしまうと、ちゃんとした意味と根拠がその直感にはあります。
なぜならそういう直感を感じたということは、「その未来」が既に自分の中にあったということだからなんです。
人の縁の不思議な仕組み
これは、そもそもの人の縁の仕組みにつながってくる部分でもあるのですが、私たちってひとつの世界の中に住んでいるようでいて実は、それぞれの中にそれぞれの独自世界を持っていて、その世界の中で生きています。
そして、そのお互いの世界が交差する箇所で誰かや何かと出会い、関係性を築いていく仕組みになっているのですが、これって「縁」の仕組みであると同時に、いわゆる引き寄せの法則の仕組みでもあるんですね。
私たちが何かを物理的に「手に入れる」時、これってなぜ自分の世界の中に「それ」が入ってきたのかと言えば、それは、その世界観を具現化するのに「それ」が必要だったからなんです。
たびたび書いていることですが、そもそも人やモノ・現象をそれ単体で引き寄せようとするのって実はとても無理があって、私たちが引き寄せの法則によって手に入れられるのはあくまで「望む世界」であり、その世界があるからこそ、それを具現化するのに必要な人・モノ・現象が目の前に現れる仕組みになっています。
不思議な縁を感じる人の正体とは?
そして、出会った誰かに対して「この人と何かあるかも」と直感した瞬間は、今はまだ具現化していない「その人と一緒に作っていく未来の世界」を自分が垣間見た瞬間で、言い換えるなら、「その人が必要な世界」をあなたが自分の中に持っていたからこそ、そう感じたんですね。
つまり、その未来はもう既に存在している状態であり、その具現化のプロセスとして「自分と相手が出会った」のが事の真相で、それがいわゆる巡り合わせであり、不思議な縁を感じる人の正体。
- 「この人と付き合うかも…」そう直感した時、その人と付き合っている未来が既に存在しているし、
- 「この人と結婚するんだろうな」と直感した時、その人と結婚している未来が既に存在しているのだということ♡
なるほど!…あれ?でもそれなら、きっとこの人と結婚するって直感してたのに別れちゃう人がいるのはどうして?
「この人と結婚するんだろうなと予感してたのに別れてしまった…」直感は当てにならない?
私もこの仕組みを知った当初、同じような疑問を持っていたのですが、それは「未来や運命はあらかじめたったひとつに決められているもの」という思い込みがどこかにうっすらとあったからなんですよね。
「叶っている未来が既に存在している」と聞くと、「もうそれは確定で変更不可ってこと??」と思いがちなのですが、実は「叶っている未来」はたったひとつではないんです。
もしかするとこれを聞いて「手にした当確マークをいきなり取り消されたようで不安!」と思う人もいるかもなのですが、もしも、もしもですよ?「この未来はキャンセル不可!あなたはこの人と必ず結婚することにもう決まっています!!」と言われたとしたら、おそらく「え、それはちょっと…」ってならないでしょうか??
…というか、むしろ怖いですよね(笑)
でね、「それが叶うかどうか?」が気になっている時って実は、「何かに自分の未来の決定権を握られていて、その合否判定を待っている自分」が自分の世界の前提になってしまってる時なんです。←ココ重要
でも多くの人が本当の本当に望んでいるのって、幸せの合否を知ることでも、彼との結婚の当確マークをもらうことでもなくて、「自分の未来を自分で決められないのは困る!ちゃんと選択権が欲しい!」ってことだと思うんですよね。
そしてありがたいことに、実はちゃんとそういう仕組みになっているのだということ♡
たくさんある未来の中からどれを選んでもよくて、最終的にどれを採用するかは自分で決められるよ!ってことなんです。
誰かと出会った瞬間「この人と付き合うかも」って感じたり、まだ付き合ってすらいない相手なのに「きっとこの人と結婚するんだろうな」と感じた時っていうのは、要は、数ある選択肢の中からその未来を自分がチラ見した状態であり、言ってみれば、そのパラレルに意識のスポットが当たった状態。
「あ、こういう未来も選べるのか」って脳が認識した瞬間ってことなんですね。
つまり、「この人と結婚するんだろうなと直感してたのに別れてしまった」現象は、「その直感が間違いだった」ことを示しているのではなく、「そういう未来もあったけど、最終的にその未来を自分が選ばなかった」からこその現象なのだということ♡
え!ちょっと待って!
私の場合は彼と結婚したかったのに、向こうから別れを切り出されて泣く泣くお別れしたんだけど…
それってその未来を選ばなかったのは私じゃなくて彼ってことじゃない??
もしそういったお別れを経験している場合、やはりそう思いますよね!めっちゃわかります(笑)
でもこの場合も実は、自分が選んでいるんです。
縁や直感に「振り回される」のではなく「使いこなす」側に回るには?
これ、あくまで仮にでいいので、こう考えてみてください。
- 私はどうして彼との結婚を選ばなかったんだろう?
- 私はどうして彼に別れを切り出させたのだろう?
- 私は彼と結婚する未来にどんな不都合を感じていたのだろう?
あらためて自分の脳にこれらの問いを投げてみると、きっと「あ!」という気づきがあるはずです♡
もちろん恋愛だけに限らず、「いいところまで行ってたはずのに、どうして叶わなかったんだろう??」という過去の様々な願いに対しても同様の質問を投げてみると、「ああ、結局決めてたのは自分だったんだな」ということがだんだんと見えてくると思います。
「決めていたのは自分だった」という気づきを得ること。
ここが「直感や縁に振り回されるのではなく、それらを使いこなす側」に回る上でものすごーく重要で、言い換えるなら、「何かに自分の未来の決定権を握られていて、その合否判定を待っている自分」という自分の世界の前提をひっくり返す一種のイニシエーションなんです。
「結婚を直感してたけど叶わなかった」のではなく「叶えなかった」ことに気づく
人の意識の構造ってすごく面白くて、顕在意識では「叶えたい」と思っているのに、無意識の思考(潜在意識)では「叶えたくない」「避けたい」と思っていることって、実は驚くほど多いです。
つまり口では叶えたいと言っていても本心では叶えたくないと思ってる状態って、けっして異常なことでもなんでもなく、誰の中にも普通にたくさんあるものなんですね。
そしてこの自分の内部の矛盾が少なければ少ないほど、願いって当たり前に叶っていくようになるし、なんなら願う前にもう先に現実が動き始めている、そんな構造になっています。
要は、「叶えたいのに叶わない」って言っている時の自分の思考を見破ることで、私たちは意図的に自分の未来を選べるようになるんです。
直感で垣間見たその未来の
- 何が気に入らなかったのか?
- どこに不安を感じたのか?
そこを見つけて自分の中で解消してあげるんですね。
それは、「彼との関係性」の部分かもしれないし、「世間一般的な結婚生活や夫婦像」に対する違和感や不満感かもしれません。
「私、本当はここにひっかかりを感じていて、本当はこうしたかったんだ!」
ここが見えると、新たに選べる未来がひとつ増えることになるので、そこで直感(見ている未来)自体が変わってくる訳です(ここで自分の中にあった「モヤッと感」や「ひっかかり」が解消されていればいるほど、よりスムーズにその未来に向かっていくことになります)
ポイントは、あくまで直感を変えることであり、誰かや何かによって変えられてしまうのとはまったく別物だということ!
自分の直感が「切り替わってしまった瞬間」を意識化する
確実に欲しいと思っていた未来で、かつ叶う直感を得ていた場合でも、それがふとした拍子に切り替わってしまうことって、とても多いです。
Aという未来を直感していたのに、結局ダメになってしまった。
そんな経験のある人は、ぜひその時の自分の思考をよーく思い返してみて欲しいのですが、どこかの時点で「見ている未来(直感)」が無意識に切り替わってしまっているはずなんですよね。
たとえば、「きっとこの人と結婚する!」と予感していた彼に他の女の子が近づきつつあるのを知った時、そのことに強い不安を感じると共に、
- 彼と一緒にいられない未来
- 彼とその子が付き合っている未来
が新たな直感として浮上してくるようなシチュエーション。
これっておそらく、かなりあるあるなパターンじゃないかなと思います。
そしてもし本当に彼が自分を捨ててその子の元へと去ってしまった場合、おそらくその出来事って、記憶上では「彼に裏切られた」「他の子に彼を奪われた」となっていると思うのですが、実はこれ、他の女性の出現というアクシデントによって自分自身が選ぶ未来を変えてしまってるんです。
直感や予感って、要は「潜在意識に設定されている未来」のことであり、基本的に私たちの言動って、「潜在意識がその未来を具現化するために、主人であり思考のアウトプット機関である私たちに無意識に選択させているもの」なんですね。
さらに言うなら、潜在意識には同調性という特性があるため、実は周囲の人たちの潜在意識も「その未来」を達成する方向へと自然と巻き込まれてしまう(無意識に協力してくれてしまう)構造が現象の水面下に存在しています。
皮肉なようなのですが、結局のところ、自分と彼とその女の子の三人で「その未来」を具現化させたってことなんですね。
もしも今感じている直感をスムーズに具現化させたいのなら、意識するべきポイントは2つ!
- その直感(見ている未来)に対して、「叶ったら叶ったで困るな…」という違和感や抵抗感が自分の中にないか?
- 誰かや何かによって、無意識に未来が切り替わってしまっていないか?
基本的にこの2点さえ押さえておけば、どの未来(縁)を採用するか自分で意図的に選択していくことができます。
えーと、じゃあもし大好きな彼に他の女の子が接近してきたとしても「私はこの直感を信じる!」って意識しておけばいいってこと?
できるかな…そこまで自分に強く思い込ませるのって、かなり大変そう(汗)
そうですよね、もう、わかりすぎるくらいわかります(笑)
もしこういう疑問を感じている人がいたら、ぜひ上記の2つのポイントを「それぞれ個別に存在している要素ではなく、相互に影響し合っているもの」という視点で捉えてもらうと、感覚がつかみやすいのではないかなと思います。
「直感が揺らぐ」ことのスピリチュアルな意味とは?
具体的にどういうことかというと、仮に「他の女の子が彼に接近してきたことで自分の直感(見ている未来)が切り替わった」と気づいたとして、ここで言っているのはけっして「力技で元の直感を維持し続けましょう!」ということではないんですね(笑)
そうではなく、あるアクシデントによって直感(見ている未来)が揺らいだということは、「その未来、バージョンアップが必要みたいだよ!」という一種のスピリチュアルサインなのだということ♡
恋愛のライバルが出現すると、多くの人はまず「ライバルが消えてくれること」「ライバルに勝つこと」を願います。
もちろんその上で「ライバルに勝つ未来」が直感できてるのであれば全然問題はないのですが、「ライバルに勝ちたい!」「彼女ではなく私を彼に選んで欲しい!」と願いながらも、どうしても「彼とその女の子が付き合っている未来」がチラついてしまう場合、まずは「現時点でその未来は存在しているんだな」と一度認めてしまうんですね。
その上で、「じゃあ自分は本当は何を望んでいるんだろう?」そこを見てみるんです♡
「?????」となっている人もいるかもなので、ここでちょっと再整理してみますね。
もし仮に今回はそのライバルに勝つことができたとして、でもまた同じようなことが起こる不安ってきっと残るはずなんですよね。
つまり、自分が心の奥底で本当に問題視しているのって、そのライバルの存在ではなく、自分と彼との関係性ってことなんです。
そこをスルーしたまま無理に未来を固定しようとしているから不安が拭えてない訳なので、そのモヤモヤやひっかかりを解消してあげることこそが本丸という訳です♡
「ライバル」や「問題」との縁もまるごと自分の支配下に置く
コツは、問題に対する「反応」で未来を決めようとしないこと。
→じゃあライバルに勝たなきゃ!
→彼に私を選んでもらわなきゃ!
って、要は単なる反応なんですね。
これ、一見自分の意思で「欲しい未来」を決めているようでいて、実際はそうではないことに気づくでしょうか?
そう、問題によって未来を決めさせられている状態なんです。
ライバルに勝つにせよ負けるにせよ、結局は問題の枠内で未来を決めようとしている状態であり、言い換えるなら、問題の支配下に自分が入ってしまっている状態。
「この枠から抜け出て欲しい!」っていうのが、現象を通じて自分が自分に投げかけている「お題」であり、重要なスピリチュアルメッセージなのだということ♡
なぜなら、その意識の枠を抜け出ることで、それまで見えていなかった「自分の本当に欲しい恋愛や結婚」が初めて見えてくるし、選択できるようになるからなんですね。
具体的に言うと、
- そんな問題が発生することすらない恋愛関係って、どんなもの?
- 恋のライバルが出現しようのない私って、どんな私?
こういった問いを自分自身に投げかけてみるんです。
これまで交際相手の浮気にさんざん悩まされ続けてきた!という人からすると「えっ!そんなのってアリなの!?」と驚くかもしれないのですが、
- そもそもライバルが存在しない。
- 彼の浮気を心配するどころか考えたことすらない。
という前提世界で恋愛をしている人って、実はたくさんいます。
冒頭の縁の仕組みを思い出してもらうとわかると思うのですが、ライバルのいる世界に住んでいないので、恋のライバルとの縁が発生しようがないんですね(笑)
「不思議な縁」「運命の出会い」の作り方
「この人と結婚するんだろうな」「この人と付き合うかも」という直感が何らかの理由で揺らぎ始めたら、ライバルの存在はもちろんのこと、彼の存在そのものも一度意識の外側に出してしまってかまいません。
あ、もちろんこれは、「彼のことはあきらめて、別の運命の人を探しましょう!」という意味ではありません!念のため(笑)
人は縁があれば繋がる
そうではなく、結局のところ、
- 自分がどんな世界を採用しているか?
- 本当に欲しい未来って何なのか?
それがすべての土台であり、誤解を恐れずに言うなら、彼も恋のライバルも、「その世界(未来)」を具現化するために召喚された人材という位置づけだからなんですね。
「縁があれば繋がる」「必要な人は戻ってくる」と言われているのは、それだけこの「人の縁の仕組み」を体感的に知っている人が多いから。
極端な話、もし彼がその彼女の元へと去ってしまったとしても、あなたの世界の中にその彼が必要であれば、いずれ戻ってくるし、またもっと最適な人がいるのであれば、ちゃんとその人と出会う巡り合わせになっているのだということ♡
望む縁の土台となる「本当に欲しい未来」を意識の奥底から発掘する
なので安心して彼のこともライバルのことも、何なら現状のすべてを一度意識の外に出してしまってください。
その上で、
- 自分はどんな未来を望んでいるのだろう?
- 自分が恋愛や結婚によって得たいものって何なんだろう?
つまりあらゆる縁の土台となる「本当に欲しい世界(未来)」を考えてみるんですね。
これ、実はかなりの秘訣で、現状関係なく一度思いっきり思考を遊ばせてみることで、より実現精度の高いビジョンが発掘できるんです。
なぜかというと、
- 本当はこういう生活が欲しいけど…でも現状がこうだから、それは無理だよね。
- 本当はこういう恋愛がしてみたいけど…でも彼はこういう性格だから、それは無理だろうな。
こういった無意識の思考が、それこそ気づく間もないくらいの速度で「自分の本心」を却下してしまうので、現状に意識が縛られていると「本当の望み」ってなかなか意識化されづらいからなんです。
現状自体が思考の枠となってしまうんですね。
なので、まずは現状も登場人物も一度棚上げした上で、「どんなドラマを経験したいのか?」もっと言うなら、「どんな感情や体感を味わいたいのか?」そこを先に決めてしまってください。
ちょっと妙な言い回しに感じるかもですが、
- 自分単体として、どんな生活がしたいのか?
- 自分単体として、どんな恋愛がしたいのか?
- 自分単体として、どんな結婚がしたいのか?
- 自分単体として、どんな人生を送りたいのか?
「相手がどうか?」は一旦脇に置いて、これらを徹底的に自分軸で決める思考に思い切ってチェンジしてみるんです。
おそらくこういう思考の使い方って、したことない人がほとんどだと思うので、最初はかなりとまどうと思います。
でもこの思考を採用することで、人は初めて恋愛と結婚を自分の支配下に置くことができるようになるんです♡
好きな人や結婚を自分の上に置いてしまっていると、いつしか未来がすべてそれらに支配されてくることになります。
「彼はこういう人だから…」
「世間一般的に結婚ってこういうものだし…」
それらの前提によって、見える未来(直感や予感)が大きく制限されてしまうんですね。
そうしていく内に、いつしか心ときめく未来が思い描けなくなって、
- 好きな彼のはずなのに、どうしても幸せな結婚生活が思い描けない。
- いくら婚活を頑張っても、一向にピンとくる人に出会えない。
という状態に陥ってきます。
「いい人だけど、なんか違う」「好きだけど、違和感を感じる」という直感が意味すること
「今既に付き合っている彼がいる」
「出会いがまったくないという訳ではない」
でも、なんか違う。
- 「この人がいい!」「この人しかいない!」という直感が全然なくて、けれどこの先もっといい出会いがあるかなんてわからないし、どうすればいいんだろう…
- 「本当にこの人でいいのかな?」「もっといい人がいるのでは?」そんな疑問が常に頭の片隅にあって、どこか恋愛や結婚に対して熱が持てない。むしろ「しなければならないもの」という義務感すら感じてしまっている。
そんな人もきっと多いと思います。
これって何を意味しているのかと言うと、「その人と一緒にやることが自分の中にない」時に、「いい人だけど、なんか違う」「好きだけど、違和感を感じる」という直感が出てくるんですね。
端的に言うと、「その人と一緒に作るべき未来がない」ってことなんです。
恋愛も結婚も、ついついそれ自体が目的化しがちなのですが、実はどちらも願いを叶えるための手段でしかありません。
恋愛にせよ結婚にせよ、
- その先に自分はどんな未来を見ているのか?
- それを叶えて、そして自分はどうなりたいのか?何を味わいたいのか?
そこが見えていると、あれこれ頑張らなくてもちゃんとスムーズに最適な相手と巡り合うし、初対面であっても直感で「この人と何かある」ってわかったりするんですね♡
意外かもしれないのですが、結婚や人生について真剣に考えている人ほど、そこがよく見えていなかったりするので、そのため、「婚活など具体的な行動をたくさん積み重ねているにも関わらず、なかなか思うような出会いがない」という消耗ループにはまっていたりします。
どうしてこういう状況が生まれてしまうのかと言うと、シンプルに「計画」や「行動」が先行してしまっているから。
えっ、計画も行動も大切なものじゃない??
それに、「こういう未来が欲しい」って決めることが重要なのに、でも計画が先行しちゃダメって、一体どういうこと??
具体を決める前に抽象にテコ入れする
これ、私自身も過去ハマりまくっていた盲点なのですが、「目的を決めて、計画を立て、そして行動する」これ自体はもちろんまったく間違いではないんです。
ただ、そもそもの目的がズレてしまっていると、計画も行動もズレたものにしかならないので、結果消耗戦になってくるよ!ってことなんですね♡
恋愛や結婚が義務モードになっている時の目的や計画って、「子供はやっぱり◯人欲しいな。教育資金も貯めなきゃだし、出産年齢もあるし、そうそう、あと老後の資金のこともあるから、相手に求める経済力はこれくらいで、この歳までに結婚しないと…!」こんな感じだったりすることが多いと思うのですが、これって実は「目的」じゃなくて「手段」なんです。
恋愛・結婚に限らず、私たちが何かを「手に入れたい!」と思う時って、必ずその先に「本当の目的」があります。
それを手に入れることで、一体自分はどんな感情や体感を味わいたいと思っているのか?
手に入れたいと思っている対象がモノであれコトであれ、その先には必ず味わいたい感情や体感があって、そして本当になりたい自分がいます。
ここが不明瞭なままいきなり具体的な目標(目的化された手段)に向かってがむしゃらに突き進んでしまうと、そもそもの「最終的に欲しいもの」がズレていたり未設定だったりな状態なので、結果的に
- 行動しても行動しても、幸せが遠く感じる。
- 目標が達成されても嬉しいのはほんの一瞬で、気づけばまた満たされていない自分がそこにいる。
状態になってしまうんですね。
じゃあどうすれば?ってことなんですけど、対処法はシンプルで、具体的な計画や行動の前に、何よりもまず「本当の目的(最終的に欲しいもの)」を見切っておくこと♡
具体(モノやコト)の前に抽象(体感や感情)にテコ入れしておくと、その後がスムーズに進んでいくよ!ってことなんですね。
(「本当に欲しい体感や感情」を見極める方法については、こちらの記事でくわしくまとめています)
- 自分が本当に味わいたい感情や体感
- 本当に欲しい周囲との関係性
- 本当になりたい自分の在り方
これらがわかってしまうと、もう後は勝手に背景と登場人物が決まっていく感じで、「具体化しなくちゃ!」と気負わなくても、ほぼフルオートで「欲しい未来」が設定され、そして進んでいきます。
その「本当に欲しい世界」を自分の中に保持している限り、その世界の具現化に必要なヒトやモノとの縁は結ばれているので、あとは「どう出会うか?」「いつ出会うか?」だけの話で、それらもすべて必要なタイミングでちゃんと繋がっていきます。
運命の人か見極める魔法の質問
もしも「あ、この人かも…!」という相手に出会ったものの、
- 確かにすごく不思議な縁を感じるけど…本当にこの彼で合ってる??
- 本当にこの人が運命の人?
という迷いや疑問が出てきた時は、「その世界の中に入れたいのは彼?それとも他の誰か?」と自分に聞いてみてください♡
これ、結婚相手や恋人選びに限らずあらゆる選択に使える魔法の質問になります。
あなたが見ている「本当に欲しい未来」の中に彼に入ってきてほしいかどうか?
きっと直感がYesNoをはっきりと教えてくれるはずです。
それでもまだ迷いが残る、決めきれないという時は、「その未来、まだまだ妥協してるっぽいよ!もっとバージョンアップしていいよ!」のスピリチュアルサインですので、ぜひ遠慮なくとことんテコ入れしてみてくださいね!(笑)
まとめ
人の縁の基本構造は、「世界の共有」にあります。
- 「この人と何かある…!」と初対面で直感した。
- まだ出会って間もないのに、なぜか不思議な縁を感じる。
- 付き合ってもいないのに、ふと「この人と結婚するんだろうな」という予感がした。
これらはすべて、「その相手が重要な登場人物となる未来(世界)」を自分が既に持っているからこそ起こっていること♡
そしてそれは、当たる外れるという次元のものではなく、「こういう未来も選べるけど、どうする?」と自分自身から問いかけられている瞬間なんですね。
- この直感は本物?
- この予感を信じても大丈夫?
もしもそんな疑問や不安を感じたら、ぜひこちらの視点に切り替えてみてください→「その未来を自分が選びたいかどうか?」
運命はけっして「あらかじめひとつに限定されているもの」などではなく、意識的にしろ無意識的にしろ「数ある選択肢の中から自分が最終的にこれと決めたもの」、それが運命です。
「実は自分が決めていた」
この事実に気づけると、それまで単なる偶然の巡り合わせと思っていた「縁」を、自分の支配下に置くことが可能となります♡
自分が決めた未来に必要な人やモノが引き寄せられる。
これが縁のシンプルな仕組み。
そしてこの仕組みを体感を通して理解できるようになると、彼のふとした態度の変化やライバルの出現等に一喜一憂して振り回されることがなくなっていくんですね。
結局のところ、「どの未来(世界)を自分が選んでいるのか?」それが大本の部分だとわかってしまうからです。
あくまでお相手は、「その未来に必要な人材」だからこそ召喚されてくる存在♡
恋愛って、ついつい相手やライバルばかりに意識が向いてしまうもの。
ですがその恋愛の行く末を決めているのは、実は彼でもライバルでもありません。
もしも意中の彼との恋愛に悩んだり迷ったりした時は、「その相手との恋愛成就の先に、自分はどんな未来(世界)を見ているのか?」ぜひここをチェックしてみてくださいね!
恋愛も結婚も、常に舵を握っている(決めている)のは自分ということをお忘れなくです♡
では!