引き寄せの法則を使って望むものを手に入れるコツは、 欲しいと思っている 物や人物をそのまま潜在意識に伝えるのではなく、【それが当たり前に手に入ってしまう自分】を オーダーすることになります。
これはあらゆるジャンルに共通のやり方になりますが、今回は、これを恋愛成就に適用した場合に特化して解説していこうと思います。
特に恋愛においては、誰しも、意中の相手に対する重要度というものが非常に高く、【相手ありき】で思考が動いてしまいがちになるため、つまづきやすいポイントというものがあります。
これまで引き寄せの法則を使って恋愛成就を目指してきたけれども、現実が全く動かず、困り果てている!という人は、ぜひこのつまづきポイントをチェックしてみてほしいと思います。
どうしてこれまで自分の現実が動かなかったのか?どうすれば現実が動くようになるのか?霧が晴れるように分かるはずです。
潜在意識にオーダーするべきは、【彼そのもの】ではなく【彼と既に付き合っている世界】
引き寄せの法則がなかなかうまく使いこなせない人、潜在意識にうまく自分の命令を伝えられない人には、いくつかパターンがあります。
そのうちの一つが、欲しい物そのものをオーダーしてしまうということにあります。
実は潜在意識が叶えられるのは事象そのものではなく、あなた自身の特定の状態なんです。
つまりセルフイメージということ。
だからあなたの願いが「大好きなあの人を自分のものにしたい」だと、皮肉にも「その人を欲しがっているあなた」、つまり「片思いのあなた」が潜在意識への命令内容ということになってしまいます。
「え!潜在意識って、そんなに融通が利かないの!?」と驚かれるかもしれませんが、潜在意識というのは非常に高度な情報処理能力を持ってはいるものの、人間の言葉というものが通じないし、自分の意志というものも持っていません。
人間的な存在というよりは、非常に高性能な AI のような存在。
だから命じられたことを実現するためのルート検索などはとても得意!
けれどこちら側が潜在意識の特性を理解して上うまく命令してあげないと、額面通りの受け取り方しかしてくれないため、
「彼が欲しい」=「片思い状態をオーダー」
という、いかにも不親切で紋切り型の解釈しかしてくれないんです。
もちろんこれは潜在意識側に悪気がある訳ではなく、単にそういった特性を持つ脳機能なのだというだけなので、過度に恐れたりせず潜在意識が理解できる伝え方をマスターしてしまえば良い訳です♡
それを目指して先人たちが研究・実践し、磨き上げてきたものが引き寄せの法則であり、潜在意識の使いこなし方なんですね。
私がメンターから教わり彼との恋愛を成就させた方法も、これら先人たちの知恵に基づいたものになります。
私自身、元々は潜在意識板で701さんの書き込みを目にし、そこからこういった知識への理解を深めていったという経緯があるため、その縁をつないでくれたインターネット空間への恩返しの意味も込めて、その方法を皆さんにシェアしちゃいますね!
意中の彼を手に入れるための合理的なオーダー方法、それは、【彼と既に付き合っている世界】や【彼との結婚生活】というものを脳内に詳細に作り上げ、それを体感や情動といった形にエンコードしてあげるということ!
「世界=自分」の意味!人は、世界認識を通じて自己認識をしている
もしかすると、ここで一つ疑問が湧いてくるかもしれません。
潜在意識が叶えるのは、あくまでセルフイメージなのに、【彼と既に付き合っている世界】や【彼との結婚生活】を詳細に決めるのって、それってセルフイメージじゃないよね?と、思っていらっしゃる方もいるかな?と思います。
実はここが潜在意識の性質を知る上でとても大事な部分!
これは、いわゆる縁起と呼ばれる概念がベースとなっているのですが、私たちは実は、常に関係性を通じて自己認識をしています。
そもそも人は、自分単体で自分という存在を認識することができません。
自分の周囲に存在する人や物との関わりを通じて、自分というものを定義付け、認識しているんです。
宇宙に存在するのが自分だけだったら、自分が一体誰なのか、男なのか女なのか、そもそも人間であるかどうかすら分からないですよね?
逆に言えば、私たちが今、自分に対して持っているセルフイメージというのは、これまで生きてきた時間の中での、他者との関わりの中で起こったあらゆる出来事のフィードバックとして 、『自分って、こういう人間なんだな』と自分の中で解釈し、そうであると決めたものということなんです。
ある特定の事柄に関して、うまくできないという経験を過去に味わったことによって、【私はこれが苦手な人】というセルフイメージを潜在意識の中に作ったり、 また、人生の初期に恋愛でうまくいかない経験を、運悪くしてしまったことによって 、【自分は恋愛下手である】というレッテルを自分に貼ってしまっている場合もあります。
つまりこのように 、経験やシチュエーションといった自分の世界を彩る様々な出来事によって、潜在意識の中にセルフイメージが築かれていく訳です。
ですから潜在意識に特定のセルフイメージをオーダーしようと思った時に、まるでスペック表か何かのように、『私は○○な人である』と言葉のみで指示出しすることは、やはり潜在意識には伝わりづらい命令方法ということになります。
基本的に潜在意識には、体感や印象といった非言語情報しか伝わりません。
【彼に愛されている自分】【幸せな恋をしている自分】というセルフイメージを潜在意識に命令するためには、 【彼と既に付き合っている未来】【彼との結婚生活】というものを、臨場感の高いイメージとして脳内に創り上げ、【その世界に住んでいる自分 】、【既にそうなっている自分】の体感を抽出し、その体感という非言語情報を通じて、潜在意識に自分の望みを伝える必要があるということなんです。
願いが叶っている世界を想定できるから、願いを叶えている自分というものを自己認識できるようになるし、逆に、願いが叶っている世界を想定できなければ、願いを叶えている自分というものを自己認識することはできないんです。
そう、脳にとって、認識というレベルにおいては「世界=自分」なんです。
それが現実のことであろうと脳内世界のことであろうと、そこに叶っている世界があるから、叶っている自分が認識できるという仕組みになっています。
文章にすると少しややこしい感じになってしまいますが、潜在意識への命令手順のイメージ、なんとなくつかめたでしょうか?
もちろん恋愛に限らず、潜在意識に自分の望みを上手に伝えるポイントは、自分の願望が既に叶っている世界を決め、その情報を【その世界に住む自分が持つムードや体感】といった形式にエンコードし、それを媒介として潜在意識に自分の意図を伝達するということになります。
すると、その理想の世界、理想のあなたを具現化するための一要素として、 あなたが今欲しいと思っている人物や物が、望んでいた形であなたの目の前に現れてくれることになります。
彼ありきではなく、自分主体で欲しい世界を決めてしまう
上記の流れをマスターしてしまえば、恋愛はもちろん、仕事やお金、その他人間関係、美容や健康といった、あらゆるジャンルの望みに適応できます。
ただ恋愛の場合、多くの人が非常につまづいてしまいやすいポイントがあります。
それは、彼主体で、未来を決めようとしてしまうこと。
例えば自分は、一箇所に落ち着いて生活するという未来が望みだけれど、彼は転勤の多い仕事だからそれは無理だなとか、本当は家事が苦手なのだけれど、それじゃ彼が納得する訳ないから、家事をやりまくる結婚生活というものを想定してしまうといった、思考のトラップです。
これだと何がダメなのか?それは、その未来の現実を、自分の脳がさほど魅力的だと思えないところ。
前半部分でも書いたように、結局は潜在意識に対する直接の指令となるのは、最終的にエンコードされる、体感や印象という非言語情報になります。
つまりそれって、自分が本当に魅力的だと思える世界を脳内に作り上げないと生まれてこないものなんです。
脳はとても素直なので、さほど欲しいと思えないものに対して「幸せな情動」をそうそう作り出してはくれません。
そしてそういった情動が生成されない場合、臨場感も生まれないので、潜在意識に対してクリアな命令を下すことができません。
潜在意識がそれを命令として受け取るためには、生き生きとした情動を伴った 臨場感が必要になります。
それが低いものは、具現化するべき願いとして受け取ってはくれないんです。
また面倒なことに、もしも自分が脳内に想定した未来に対してマイナスの情動を強く感じてしまった場合、それもまた臨場感になってしまうため、そのマイナスの未来をあなたの願いとしてキャッチしてしまうといったことにもなりかねません。
それがプラスのものであれマイナスのものであれ、より臨場感の強い未来、つまり、より強い情動を伴った想定が「具現化させるべき願い」として採用されるからです。
なのでどちらにしても、彼とうまくいくために彼ありきで未来を想定してしまうことは、幸せな恋愛を逆に遠ざけてしまうことになるんです。
そうではなく、彼の今の状況や好みや希望といったものは一旦脇に置いて、まずはあなた主体で「本当に自分が欲しい恋愛が実現した世界」と「その体感」を決めてしまってください。
これは、彼の幸せを無視するということでは全くありません。
なぜなら彼が今認識している彼自身の希望というのも、実は彼の本当の望みではないことが多々あるからです。
彼自身も多くの思い込みや他者への遠慮によって自分の未来を制限している可能性がものすごーく高いからなんですね。
またさらに言うなら、 あなたの望みを彼を望みにしてしまうこと、つまり意図的にあなたと彼の win-win の未来を創り上げ、それを潜在意識を通じて彼と共有し、彼の潜在意識との共同作業によってその共有された望みを具現化させるということも可能だからなんです♡
彼との未来が見えないと、潜在意識も動けない
これは逆に言えば、あなた自身が脳内に彼との幸せな未来を思い描けない状態の時、つまり、行き先を意図的に決めていない時というのは、潜在意識の方も何も手を打ちようがないということ。
そのため潜在意識が「自分は何を実現させばいいのか?」それを判断する拠り所とするのが、あなた以外のものとなってしまう訳です。
それはあなたの過去の恋愛パターンであることもあるし、彼のふとした言葉や表情であることもあるし、親や友達の意見であることもあります。
あなた自身の意図の発動がない限り、そういった外部情報から、【未来の予感】を作り上げる以外、潜在意識には、為す術がないんです。
あなたの中で彼との未来が決まれば、現実は動く
だからもしあなたが「彼との恋愛成就をずっと願い続けているけれど、現実が動く気配が全く見えない!」という状況に陥っている場合、確認するべきは「あなたの中で彼との未来が果たしてどれだけ見えているか?」なんです。
現実が動かないということは「潜在意識が現状打破に動いていない」ということであり、それはつまり「あなたからの意図を受け取れていないよ!」という潜在意識からのサインになります。
だから現実が動かない時にまず力を注ぐべきは、 彼との未来を決めてしまうことなんです。
それももちろん、言語レベルでの『彼とうまくいく』『彼と両思いになる』 といった【口だけの決める】ではなく、世界観レベル・体感レベルでの情報を伴った、きちんと潜在意識を巻き込んだ決め方をするということ。
この決め方の違いを理解し、それを潜在意識にきちんと伝えられれば、現実は必ず動きます。
現実が動かないということは実は必ずしもネガティブなことではなく、あなたの中に「意識の上で漠然と望みながらも実は詳細に決めきれていない何かがあるよ」というサインに他ならないので、それを真摯に受け止め、自分の望みを解明するということをやりきってしまえばいいだけなんです♡
それがつまり、自分の本当の願望を意識化するということ。
自分の本当の願望が意識化できさえすれば、そのイメージからはもうオートマティックに強い情動が生成され、潜在意識に具現化の指令が伝わるため、 ごく自然に、そしてスムーズに願いが実現していきます。
そのために重要なのが、前述した他者主体ではなく、自分主体でまずは相手との win-win の未来を想像するということになります。
その他者があなたにとって重要な存在であればあるほど、必ずそこには何らかのしがらみがあり、想像への制限ができてしまいます。
なので一度そこは棚上げしてしまって、純粋に自分の望む世界を自分主体で描くトレーニングをしてみてください。
ほとんどの人にとってはなかなか日常でありえない脳の使い方だったりするので最初は難しく感じるかもしれませんが、『自分の本当の願いに気づくと、ほぼオートマティックに現実が動く』という経験を何度かしていくうちに、きっとこの思考習慣に病みつきになると思います。
脳はその使い方を変えない限り、同じような現実しかあなたに提供してくれません。
ですからもし現状打破を望むなら、これまでとは全く違う使い方をしてあげるしかないんです。
まずはとにもかくにもやってみること、です♡
そして、ほんの数回、場合によっては一度でも、きちんと【現実が動く】という経験をすると、なんと今度は自分のセルフイメージそのものが、【私は潜在意識を使いこなせる人】【潜在意識への意図的な指示によって現実を動かせる人】というものへと書き換わっていくので、さらに現実が動くスピードが加速していくんです。
ぜひこのブログを読んでいるあなたにも、この領域を目指して欲しいなーと思います!この記事も一度さらっと読んで終わりではなく、折に触れ、何度か読み返していくと、その都度ごとにさらに理解が深まっていくと思います。ぜひ存分に活用してくださいね!では♡