- ありがとうを心の中でひたすら唱えていたら、現実が一変した。
- 感謝体質になると、すべてがうまく回りだす。
もう定番中の定番と言ってもいいくらいに有名なありがとうや感謝の効果。
アファメーションとしてありがとうを唱えまくってみた!ノートに書きまくってみた!という人も多いと思います。
もちろん私自身も、「知ったら早速実践だー!」とばかりに、心の中でひたすらありがとうを唱えまくっていた時期があります。
移動中やお風呂タイム、寝る前などをありがとうを心の中で唱える時間にして、かなり頑張って唱えまくっていたのですが、肝心のご利益の方はと言うと、残念ながらいまいち感じられず…
気持ちの面でも現実面でもこれといった変化が見られなかったため、しばらくしてやめてしまいました。
そして今現在、私がありがとうの効果に対してどう感じているかというと…
「ありがとうの効果、やっぱすごいわ!」です(笑)
ただしここに至るまでにはそれなりの紆余曲折があって、かなり試行錯誤を重ねた末に「ありがとう」で現実が変わる仕組みとそのコツがつかめたんですね。
今回はこの「ありがとう」ですごい効果を得るコツと、感謝と引き寄せの仕組みについてお話していこうと思います。
- ありがとう1000回唱えてみたけど、効果なかったよ!
- 感謝ワークもしてみたけど、全然現実が変わらない。
- 今の現実が嫌で嫌で仕方ないのに、感謝しろとかそもそも無理…
そんな人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
効果のある「ありがとう」と効果のない「ありがとう」の違いとは?
当時の私が「ありがとう」のど根性アファメーションでどうして効果を得ることができなかったか?
それは簡単で、言葉と言葉の中身(言霊)がバラバラだったからです。
潜在意識が認識するのは言葉ではなく言霊
ありがとうを心の中でひたすら唱える一方、その間どんなトークが脳内を駆け巡っていたかというと…
- この現実めっちゃ嫌!変えたいから、ありがとうを頑張って唱えよう!あー、早く現実変わってくれないかなあ(チラッ)
- この人ほんとムカつく!!でもありがとう愛してますって心の中で唱えたら変わるんだよね!頑張ってありがとう愛してますを唱えるぞー!!(全然思えないけど)
ちなみにこれらの脳内トークって、「ありがとう」と唱えると同時に反射的に内側から発生してきているもの。
要はこのトークこそが、私が「ありがとう」に込めていた言霊であり、それを読み取った潜在意識側のそのものズバリな反応だった訳です(笑)
(無意識に、自動反応で出てくるものというのは、脳の潜在意識領域からアウトプットされている情報になります。このあたりについては、こちらの記事にくわしくまとめています)
結局これってどういうことかというと、ありがとうを心の中で唱えるたびに、今の不満な現実の設定確認を自分自身でしていた状態なので、現実が変わらないのは当然だったんですよね(笑)
引き寄せられるのは、ありがとうと唱えた瞬間に本人が「脳内で観ていた世界」
たびたび書いていますが、潜在意識が叶えるのって「特定の何か」じゃないんです。
そうではなく、潜在意識は私たちが設定した世界を叶えてくれているんですね。
もちろん特定の何かも手に入ることは入るのですが、あくまでその世界を構成するのに必要なものや人、現象が手に入る(引き寄せられる)という仕組み。
つまり私がありがとうと唱えたその瞬間に脳内で観ていた世界を、映し鏡のようにそのまま具現化していただけということ。
「えー!じゃあ結局、ありがとうに現実を変える効果なんてないってこと!?」一瞬そう思いますよね。
私もこの引き寄せの仕組みがわかった時、まさに同じことを思いました。
「それならありがとうを唱えるなんて、思い込ませる系が得意なごく一部の引き寄せ体育会系の人にしか効果ないじゃん!」って。
でも実は、そうじゃなかったんです♡
ポイントは、「ありがとうと唱えたその瞬間、対象をどう設定していたのか?」まずはここを自分自身が認識するところにあります。
ありがとうの言霊効果の本質は、自分の世界の設定変更
皮肉に思えるかもしれないのですが、ありがとうと唱えた時の潜在意識の反応によって、人は「自分が観ている世界」を意識化することができるんです。
先程書いた過去の私の脳内トークで言うと、「この現実めっちゃ嫌!」「この人ほんとムカつく!」あたりがそこに相当する部分となります。
でね、ここからがミソなのですが、
- その嫌だと思っている対象のどんなところが嫌なのか?
- それによって、自分は何をできないから(どんな自分になれないから)嫌なのか?
この2点を内観してみてほしいんです。
簡単な例を挙げてみますね!
仕事のできない後輩にイライラする!という不満がある場合
- その人のどんなところが嫌?
❏何度教えても同じミスばかりするし、基本的に受け身で自分で考えて動こうとしないのが嫌。 - それによって、自分は何をできないから(どんな自分になれないから)嫌なのか?
❏後輩の世話に時間や意識を取られて、自分の仕事に集中できない。物事をサクサク進められないのが嫌。 ❏本当はいつも余裕があって機嫌のいい自分でいたいのに、イライラしたり心配したりで、余裕がなく不機嫌な自分でいることが嫌。
❏後輩から尊敬されていないように感じるのが嫌。本当は憧れの先輩と思われたいのに。
このあたりが意識化できたとして、今現在の設定がわかった訳です。
要はこれが、ありがとうという言葉とその中身(言霊)がチグハグになってしまっている原因。
この世界を観ながら心から感謝するって、なかなかに難しいですよね(笑)
だって、自分の望みが叶っていない世界だから。
なので今度は、その設定の方を変えちゃうんです!
言い換えるなら、自分はどんな世界を採用したいのか?そこを決めてしまうということ♡
ありがとうで不満に蓋をするのではなく「本気で感謝できてしまう状態」に世界を設定し直す
ここで先ほどの問いが効いてくることになります。
世界って、分解すると「自分」と「自分以外」で構成されています。
ということは双方の在り方が観えている必要があるのですが、なんともう既にさっきの問いの答えが「自分が採用したい世界」をピンポイントで教えてくれてるんですよね。
感じている「嫌」の裏側を見ていくと、自分の望み(欲しい世界の設定)がはっきりと見えてくるようになるんです。
- どんな後輩になってもらいたいか?
❏自分で主体的に考えて動けて、やりがちなミスのパターンにも自分自身で気づいてどんどん成長していく優秀な後輩。 - どんな自分でいたいか?
❏周囲に振り回されることなく自分のしたいことに常にエネルギーをしっかりと注げていて、物事をサクサク気持ちよく進められている自分。❏いつも余裕があって機嫌のいい自分。
❏後輩にとって憧れの存在である自分。
これが、相手との関わりを通じて自分が手に入れたい世界ということ。
でね、この「自分が設定した世界の人間」として相手を観ることで、実は相手の設定って意図的に変えていくことができるし、結果的に世界そのものが変わるんです。
「えっ、でもポンコツな後輩を優秀な人間だなんてとても観れないよ!それこそ無理やり感すごいし、そんな聖人君子に私はなれません!!」きっとそう思う人が多いと思います。
不満だらけの相手を「感謝したくなる素敵な相手」に変えるコツ
私もこの方法をメンターに教わった当初、「なんであんな奴をそんな風に観てあげなきゃいけないの!?いつも私に失礼なことばかりしてくるのに!右の頬を打たれたら左の頬も差し出せってこと!?(怒)」くらいに思っていました(笑)
そんな感じだったので実践しても一向にうまくいかずめげそうになっていた頃、ある視点を取り入れたことで、「失礼なアイツ」を「素敵な人」「頼りがいのある人」と観れるようになったんです♡
その視点とは、相手を自分の願いを叶えてくれる人として観るということ。
苦手な相手を「素敵な人」「頼りがいのある人」として観るのって、なんだか自分がものすごーくまぬけでお人好しに思えるというか、相手に負けたような感じで、私は最初とても抵抗があったんですね。
ですが相手に対して「自分の願いを叶えてくれる人」「なりたい自分にならせてくれる人」という視点を取り入れてみたところ、「優しくて頼りがいのある素敵な人」と観ることへの抵抗感が急にスーッと薄れて、むしろ「そう観ないと損!っていうか、そう観たい♡」という意識に変わってきたんです。
「えっ、どういうこと??」って思いますよね。
この仕組みを簡単に説明すると、相手を「素敵な人」と観るデメリットが自分の中で解消されたからなんです。
このデメリットって何かというと、私の場合は「相手に負けたような気がする」だったのですが、潜在意識の特性の一つとして、「自分にとってメリットよりデメリットが上回る、もしくは同程度と感じられることは、本人にその行動選択を回避させようとする」というものがあります。
そう、これが私が感じていた抵抗感の正体!
それゆえ「観方を変える」ことがなかなかできずにいたのですが、「相手を高く観ることは決して相手に負けることではなく、相手に自分の望みを叶える協力者になってもらうこと」という視点を得たことで、私の中のこの抵抗感が解消された訳です。
そしてそこから何が巻き起こったかと言うと…
私がありがとうのすごい効果を初めて実感した時の体験談
なんと本当に相手が観た通りの人に変わってきたんです!
「この人、私のこと嫌いなのかな?」って思うくらいにいつも失礼な言動ばかりの相手だったはずなのに、「あれ?なんか今日妙に優しくない?機嫌いいのかな?」というところから徐々に変化が始まって、気づけば普通に「優しくて頼りがいのある人」に変身しちゃってたんです(笑)
このあたりの経験から、感謝と引き寄せの仕組みや効果に対して、「あ、こういうことだったんだ!!!」って、私の中ですごく合点がいったんですね。
というのも、それまでずーっと「失礼な人」「私をイライラさせる人」と観ていた相手に対して、「私の願いを叶えてくれる人」と捉え方を変えた瞬間、まず私自身が自然と相手に感謝してしまっていたことに気づいたからなんです。
もちろんこれって、相手が実際に何かをしてくれる前段階の話で、言ってしまえば「自分の中でその人の役割が変わっただけ」の状態なのですが、その段階でもう既に「いつも私のためにありがとう♡」って思っちゃってたんですよね、私(笑)
ここだけ読むと、すごーく思い込みが激しい奴のように思えるかもなのですが、実はこの変化にはちゃんと理由があって、それは叶っている世界にアクセスするには叶っている自分であることが大前提だということ!
過去の私の例で言えば、私が本当に望んでいたのは「相手に負けないこと」でも「勝つこと」でもなくて、
- 関わる人を自分の味方だと思えること。
- 優しく頼りがいのある人たちに囲まれて、いつも安心してのびのび動ける自分でいられること。
それらをまるごと叶えてくれる優しくて頼もしい世界だったんですよね。
そしてこれらのピースがはまったことで、その叶っている世界の中にいる自分の在り方というのも同時に認識できて、「叶っている私って、こういう私だ!」っていうのが初めて理解できたんです。
端的に言うと、その「叶っている自分」の在り方が観えたことで、そちらの自分側へと意識をスライドさせてしまった訳です。
それによって「叶っていない世界」から「叶っている世界」へと意識がスライドして、自然と相手への感謝が出てきたという流れになります。
ちょっとわかりにくいかもなので、もう少し噛み砕いて解説してみますね。
今ありがとうを唱えているのは叶っている自分?それとも叶っていない自分?
「今の自分」と「叶っている自分」って、そもそもいる世界が違うんですよね。
同じ自分であっても、それぞれのパラレルワールドに存在している別個の私(セルフイメージ)なんです。
でね、ちょっと想像してみてほしいのですが、「優しい人になれー!」とか「優秀な人になって!」といった念みたいなものを相手に飛ばしている時って、その自分って当然ですが「叶っている自分」ではないですよね(笑)
「叶っていない世界」を観ている「叶っていない自分」
なのでこの状態の時、相手や世界に対してありがとうと思えないのはごく当然のこと。
けれどこの状態にまるで蓋をするかのようにひたすらありがとうを唱え続けることは、自分の本音を抑圧する行為なので、実は余計に現実がこじれます。
まずは自分自身が自分の本音に気づいてあげることが大事。
ちなみにここで言う本音とは、目の前の現実に対して感じている不満そのもののことではなく、その不満の裏側にある自分の本当の願いのこと。
人が何かに対して不満を感じる時って実は、「自分が本当に欲しいと思っているもの」がその何かのせいで手に入っていないって感じている時なんです。
言い換えるなら、「〇〇のせいで、私はなりたい自分になれていない」と思い込んでいる時。
つまり本当に目を向けるべきは、不満そのものというより、「どういう自分になれていないから、私は不満を感じているのか?」その部分の方だよ!ということ。
「本当になりたい自分って何なのか?」それがわかることで、「叶っている自分になる」という選択肢が私たちの手に入ることになるからです。
そもそも「叶っている自分ってどんな自分なのか?」そこがわからないことには、「叶っている自分に意図的になる」という選択自体が私たちにはできません。
要は、叶っている自分の在り方が認識できることで、人って目の前の世界の捉え方を意図的にチェンジすることができるようになるんだよ!ということ♡
「叶っている自分」として目の前の世界を観ないことには、それを「叶っている世界だ」と捉えること自体がそもそもできないんですよね。
その一つの指標となるのが「ありがとう」なんです。
目の前の何かに対して心の中でありがとうと唱えてみた時、自分は一体どう感じるか?
- 自然と感謝の気持ちが出てくるのか?
- 言葉とは裏腹の感情が出てくるのか?
その内部の反応によって、「今、どの自分からありがとうという言葉を発しているのか?」そこがわかるんです。
ありがとうに対する感情の矛盾を解消するには、まず「本当の望み」を認識すること
もし言葉と裏腹の感情が出てくる場合、それは「本当に欲しい世界がまだ認識できていないよ!」という明確なサインになります。
人間関係の場合で言うなら、
- 相手との関わりの中でどういう体験がしたいのか?
- どういう感情を味わいたいのか?
そこがまだいまいちつかめていないというか、「欲しい世界」の認識にズレが生じているということ。
このズレをしっかりと見切ってあげる必要があるんです♡
さっきの私の例で言うと、相手と対立関係にあることを前提にしたまま「どんな相手になってもらうか?」ということばかりに当初は視点が固定されていたため、なかなかうまくいかなかったのですが、私が本当に望んでいたのは「嫌なアイツを私の念力でおとなしくさせること」ではなく(笑)、「味方や協力者だらけの世界の中で、のびのびと振る舞うこと」だったと気づいたことで、「欲しい世界」を認識できた訳なんですよね。
この本当に欲しい世界(自分の好みドンピシャの世界観)が認識できると、その世界の中にいる「叶っている私」もセットで認識できるので、そもそも無理やり感謝しようとする必要すらなくなるということなんです。
「叶っていない自分」の立ち位置からありがとうを10万回唱えるよりも、「叶っている自分」の在り方を認識してその自分になってしまえば、ありがとうは心の中から自然発生してくるよ!実はこっちの方がずっと簡単だよ!ということ♡
「そっかー!でもそれならありがとうを唱えるって、結局リトマス試験紙のような役割しかできないの?」という疑問がここで出てきた人もいるかもしれません。
もちろんそれも大きな役割の一つなのですが、実はここまでの内容が理解できると、ありがとうという言葉のすごいパワーを本当の意味で引き出せるようになるんです♡
ありがとうのすごい効果を引き出すコツ
というのも「本当に欲しい世界」を認識できたということは、ありがとうの中身(言霊)を自分自身で決められる状態に既になっているということだからです。
言霊の正体は、それぞれが言葉に持たせている非言語情報
冒頭で書いたように、以前私がありがとうを唱えまくってもまったく効果がなかったのは、言葉と言葉の中身に大きなズレがあったから。
そもそも潜在意識が読み取るのは唱えた言葉そのもの(言語情報)ではなく、それを唱えた人がその言葉に封入している非言語情報(感覚や感情、イメージといった言語ではない情報)の方なんですよね。
これが、いわゆる言霊と呼ばれているものの正体。
たとえば先ほど記事内で、私自身が過去に発掘した「本当に欲しい世界」についてああだこうだと言語化していた訳ですが、その言葉の元となるイメージや感覚っていうのも、やはり私の頭の中にある非言語情報なんです。
それをあえて言葉という形で表現するとこうなりますよ!というのが「味方や協力者だらけの世界」という文字列だった訳です。
なので私にとって「味方や協力者だらけの世界」という言葉って、それを唱えた瞬間、そこに内包されているイメージや感覚が脳内で即展開される状態になってるんですよね。
鋭い人はピンときたのではないでしょうか?
そう、これがアファメーションの効果なんです!
アファメーションの効果を引き出すポイントとは?
アファメーションにおいて大事なのは、実は言葉そのものではなく、その人が言葉に封入している非言語情報の方。
私自身この仕組みがわかっていなかった頃、本などで読んだアファメーションの例文をそのまま唱えてみては「全然うまくいかないなー」なんて思っていたのですが、これ、なんで効果が感じられなかったかというと、言葉の中身が空っぽだったからなんですよね(笑)
当時、「すべてうまくいきました、ありがとうございます」などのいわゆる万能アファメーションをよく唱えていたのですが、
- 自分にとって「うまくいく」って、どういうことなのか?
- 「ありがとうございます」って、一体どういう状況に対して言っているのか?
それらが自分の中でまったくの未設定だったので、潜在意識側的には「一体何を言われているのかよくわかりません…なので現状維持でいっておきますね!」というリアクションになっちゃってた訳です。
状況としては、意味のわからないお経を聞かせられている感じに近いかな?と思います。
これってシンプルに言うと、願いの前に言葉が来てしまっている状態なんですよね。
言葉の力って確かにすごく強力なものですが、それはあくまで中身ありきの話。
ありがとうが瓶のラベルだとしたら、その瓶の中身はなあに?ということ♡
まずは「自分の欲しい世界」があって、それを表現するものがアファメーションなんです。
表現対象のない借り物のアファメーションは、たとえどんなに素晴らしい言葉であったとしても、潜在意識からするとそれは「中身が空っぽの瓶」なので、言葉の力を発動させることはできません。
ありがとうにせよツイてるにせよ、もしあなたがアファメーションの力をフルに使いこなしたいのなら、自分が本当に欲しい世界(自分の本当の望みが叶っている状態)をまず認識して、それを表現するのにぴったりの言葉のラベルをペタッと貼ってあげればいいんです♡
数ある万能アファメーションの中でも特にありがとうが重宝されているのは、ありがとうが「望む世界にいる時の自分の感情」を表現するのにぴったりの言葉だと認識している人がそれだけ多いから。
借り物のアファメーションと言っても、それは決して書籍に書いてある万能アファメーションを使ってはダメという意味ではなく、その言葉の中にしっかりと自分独自の世界観を詰め込めているのであれば、どんなにありふれた言葉であったとしても、それはもう既に借り物ではなく、現実を変えるすごい効果を秘めた自分専用のスペシャルアファメーションとなるんです。
ではそのアファメーションって、一体どんな時に使えばいいのか?
- いつ、何回唱えればいいの?
- 口に出して唱える?それとも心の中で唱えるだけでいいの?
そういったアファメーションの使い方について、最後にまとめて解説していきますね!
ありがとうアファメーションの効果的な使い方
ありがとうを唱える最適のタイミングはいつ?
ありがとうのアファメーションを使う最適のタイミングとは、ズバリ言うと、自分の在り方がズレたと感じた時。
具体的に言うと、目の前の現実を見て「ありがとう」と素直に思えなくなった時がそのタイミングとなります。
この時ってまさに「叶っていない自分」の立ち位置から「叶っていない世界」を観てしまっている(無意識に「叶っていない世界」を選択している)時なんですよね。
でね、引き寄せの法則など願望実現法についてよく学んでいる人に多いのが、「ネガティブになってはダメ!不安になってはダメ!そんな私でいたら願いが叶わなくなっちゃう!」という誤解。
これらって実は全然問題ないというか、起きて当然のことなんです♡
人間生きてれば、機嫌のいい日もあれば悪い日もあるように、どんなにすごい潜在意識の達人であったとしても感情や在り方って、常にある程度の振れ幅があります。
逆に言えばこの振れ幅があるからこそ、「叶っていない自分」から「叶っている自分」へと意図的に在り方をスライドさせるなんて芸当が可能になっているのだということ!
願いを叶えるには、何も24時間365日無休で叶っている自分をやってなきゃいけない訳じゃないんです(笑)
大事なのは「落ちないこと」ではなく、「あ、今私、望まない在り方になってるな」と気づいて、自らの意志で「望む在り方」へ戻れる自分でいること。
その強力なサポートツールとなってくれるのがアファメーションなんです。
「叶っている自分」って、その在り方が観えさえすれば、その場で即なれるものなのですが、それがデフォルトの自分になるにはやはり少し時間がかかるんですね。
最初の内は「いい感じで叶っている自分になれたなと思っても、気づくとまたいつもの自分になっている」の繰り返しなので、ここでほとんどの人が「あ、またネガティブになってる…やっぱり私は変われないんだ」と結論づけてしまいがち。
でも実はこれこそが大きな誤解で、いつもの自分が出てくるのは単なる脳の癖であり、慣れているがゆえについその自分から思考しちゃってるだけなんですよね。
「従来の自分」にちょいちょい戻っちゃうのはごく当たり前のことなので、まったく問題ないんです。
ダメなことでもなければセルフイメージの書き換えに失敗している訳でもないんですよ~!
「あ、また叶っていない自分になってた!」と気づいたら、そこですぐに叶っている自分の在り方を思い出せばいいだけなんです♡
ただ慣れない内って、そもそもこの「叶っている世界の設定」や「叶っている自分の在り方」自体がすぐにパッと思い出せなかったりして、そこで「あれ?叶っている自分ってどんなだったっけ?うまく戻れない…」となって「やっぱり私は変われないんだ」という結論に再び達してしまうという無限ループに陥りがち。
でもあらかじめ「叶っている世界を観ている叶っている自分」という非言語情報をありがとうという言葉に紐づけておけば、「ありがとう」と心の中で唱えた瞬間にそのイメージや体感が脳内で展開されるので、すぐに感覚を取り戻せるんですよね。
もちろんこれは言語アファメーションに限ったことではなく、お気に入りの服や空間・特定のしぐさなど、「叶っている自分」の発動条件は何でもかまわないのですが、「必要な時、心の中ですぐに唱えられる」という面では、ありがとうアファメーションって使い勝手がすごーくいいんです。
(言葉以外のものを発動条件にしたアファメーションについては、こちらの記事で仕組みややり方をくわしく解説しています)
ありがとうは口に出して唱える?それとも心の中で唱えるだけでいい?最も効果的な回数は?
次に、アファメーションの唱え方について。
- 口に出して唱えた方がいいの?
- ノートに何度も書く方が効果的?
- それともありがとうを心の中で唱えるだけでいいの?
色々なやり方が提唱されているだけに、どれが一番効果的なのか気になりますよね。
先に答えを言ってしまうと、大切なのはお作法ではなく「自分の心がどう反応するか?」の部分♡
誰かが提唱しているやり方というのは、あくまでその人がうまくいったやり方をシェアしてくれているもの。
決して「その通りにやらないとうまくいかない厳格なルール」などではなく、「成功サンプルのひとつ」という捉え方でOKなんです。
たとえば「毎日ありがとうを1000回口に出して唱えるといいって本に書いてあったからやらなきゃ!(本当は面倒くさくて1000回も唱えたくないけど)」というトークが自分の中にある場合、素直に「1000回も口に出して唱えたくない」の方を採用しちゃっていいんだよ!ということ。
アファメーションって、それを唱えることで自分自身の内側を「叶っている自分(本当になりたい自分)」の視点や体感に一致させていくことが目的なので、そこに「面倒くさいな」「やりたくないな」「でもこれをしないと叶わないし…」というトークが生まれてくる場合、その時の自分っておそらく「本当になりたい自分」の在り方とはズレまくっているはずです。
「願いを叶えるために面倒くさいことをイヤイヤやる自分」になりたい人って、そうそういないですよね(笑)
この自分の立ち位置からアファメーションを唱えても、その自分に合致する現実が展開するだけなんです。
ありがとうの中身(言霊)が大切なのは大前提ですが、その実行方法が自分の心に与える影響というのも実はかなり重要。
一言で言うと、「自分にとって心地よい唱え方・回数」が最も効果的だということ!
ちなみに私の場合は、「ありがとうと心の中で一回だけ唱えることで、望む体感に瞬時に戻れる」と設定しています。
アファメーションのやり方自体にあまり高い負荷を設けると、「これくらい大変な思いをしないと自分を変えることなんてできない」という設定を自ら作ってしまうことになるので、面倒くさがりの私でも楽しく簡単にできることという自分の好みを反映させている感じです。
ありがとうを唱えることすら面倒に感じる時なんかは、「この香水をつけると、望む私に戻れる」といった言語以外でのアファメーションを使う時もあります。
このあたりも、あまりガチガチに決めずにその時の自分の好みや気分で決めてしまっていいんですよ!
叶った後の世界を自分好みに設定することはもちろんですが、叶える過程や叶えるメソッドも自分好みに設定すると、「願いが簡単に叶う」体質になっていくので、「なんか私、色々ハードル高くしすぎてるかも」と感じる方は、ぜひ試してみてくださいね!
メソッドはあくまでツールに過ぎないので、「メソッドに振り回される私」ではなく「メソッドを自由自在に使いこなす私」という立ち位置からメソッドに向き合ってみると、カッチリ型通りに実行していた時より実は格段に大きな効果を発揮してくれるようになります。
ここってかなり大切なポイントで、ありがとうに限らず、どんなに優秀な開運・願望実現メソッドであったとしても、自分が置いてけぼりになったままだと、その効果ってなかなか発揮されません。
ありがとうという言葉の力も、結局は「その内部にどんな非言語情報を自分が封入しているのか?」次第だし、どう唱えるのか?何回唱えるのか?というやり方の部分においても自分の心の反応を置き去りにしてしまうと、単にめんどくさい作業を日々のやることリストに追加しているだけという状態になってしまうんですね。
この3点を押さえれば、ありがとうは目の前の現実を一変させるすごい効果を発揮する
ありがとうの言葉のパワーをフルに使いこなす秘訣まとめ
- 自分の本当の望み(望む在り方)を認識する。
- 「叶っている世界の中にいる叶っている自分」の体感をありがとうという言葉に紐付ける。
←※ありがとうを唱えた瞬間にそのイメージや体感が自動的に想起されるかどうか?がポイント - 自分が負担に感じない、心地よく行えるやり方と回数でアファメーションを唱える
←※アファメーションの目的はあくまで「叶っている自分」の体感を得ることなので、メソッドをこなすこと自体が目的化しないよう要注意!
短くまとめてしまうと、たったこれだけのコンパクトな内容なのですが、ここを押さえた上で唱えるありがとうは、それこそ目の前の現実を一変させてしまうすごい効果を発揮してくれます。
もしも今、
- ありがとうを唱えることが、退屈で面倒な作業になってしまっている。
- これだけ大変な思いをして唱えまくっているのに、ちっとも変化が感じられない。
そう悩んでいる人は、
- ありがとうの言葉の中身がどうなっているか?
- ありがとうを唱えた時の自分の内側の反応はどうなっているか?
- そもそもメソッドを自分の上に置いていないか?
このあたりをチェックしてみてくださいね!
これらの要素が自分の中でカチッと噛み合った時、「ありがとうの効果、やっぱすごいわ!」という出来事があなたの日常にゴゴゴと巻き起こってくるはずですよ!
では♡