潜在意識を使って恋愛を成就させることって、基本の部分をしっかり押さえてさえいれば、実は何ら難しいことではありません。
けれど多くの人が恋愛引き寄せにつまずいてしまうのは、目の前の現実の相手にことあるごとに気持ちを揺さぶられてしまうからではないかな?と思います。
好きな相手は当然ながら自分にとって非常に重要度が高い存在なので、これは仕方のないこととも言えます。
しかしこういった状態になってしまっている時って実は、引き寄せの法則の本質を少しズレて理解してしまっている時なんです。
潜在意識と現実創造の仕組みを理解し使いこなすことで、目の前の相手はいかようにも変わってくれるし、一見絶望的と思える恋愛でも、いくらでも状況をひっくり返していくことは可能です。
けれどそれは、決して目の前の相手に意図を投げることによって成就することではないんです。
意図を投げるべき対象は、実は意中の相手ではなく【場】なんです。
この辺り、少し概念が難しく言語化しにくい部分なのですが、恋愛引き寄せでつまずき続けている人にはぜひ攻略してほしい部分でもあります。
頑張ってできる限り言語化してみますので、本気で潜在意識を使いこなしたいと思っている人は、今回の記事、ぜひじっくり読み込んでみてくださいね!
恋愛引き寄せにおけるパラレルワールドと在り方の概念
私たちの目の前の現実は、一見すると私たちが望むと望まざるとに関わらず勝手に展開しているかのように感じられるかもしれませんが、実はそうではありません。
私たちは無意識レベルで、それぞれに「世界観」を持っています。
「○○とはこういったものである」というその人なりの定義付け(脳内設定)が無数に結集したもの、それがその人の世界観(採用しているパラレルワールド)になります。
そして人の潜在意識はつながっているので、実はその設定に沿って他者の登場の仕方もコントロールされていくため、まさに脳内設定通りにその人の現実が展開していくことになります。
もちろんあなたと彼の関係性も、その例外ではありません。
潜在意識での情報場共有によって、彼とあなたの在り方は無意識に自動的に決定している
契約書などで文章化されている訳ではないけれど、あなたの頭の中には確実に
- 彼はこんな人
- 私と彼はこういう関係性
という独自の設定があります。
そして人には、他者から特定の設定の下に観られることにより「自分とはこういう人間である」と無意識レベルで認識し、その通りに振る舞う性質があります。
あなたも経験があるかと思うのですが、人って周囲の人からダメな人扱いされてしまうと、なんだかダメで頼りない自分として振る舞ってしまったりするし、逆にしっかり者扱いされてしまうと、頑張ってそのしっかり者の役割をやってしまったりするものなんですよね。
これはほぼ無意識のリアクションとして、日常的に私たちの脳が行っていることになります。
そしてここで注目するべきポイントは、そもそも人は、ある設定がされている【場】に身を置くことで、無意識的にその【場】に沿ったキャラクターをまとってしまうこと。
この意味の重大さ、伝わりますか?
つまり恋愛において例を挙げるなら、もしもあなたが彼に対して「私のことなんて、きっと好きじゃない」と無意識に設定していたりすると、なんと彼は、その役割をやらざるを得なくなってしまうということなんです。
彼の気持ちはあなたが決めていい
ちょっとゾクッとするような例を挙げてしまいましたが、ただこれって逆に言えば、彼の気持ちはあなたが決めてしまっていいってことなんです。
この辺り、初めて聞いた人にはかなり奇抜に感じられるかもしれません。
私も初めてこの概念に触れた時は非常に戸惑ったので、わかります(笑)
でもこれって恋愛においては、はっきり言って知った者勝ち!の概念なんです。
そう、書いてる本人が言うのも何ですが、この記事を読んでいるあなた、超絶ラッキーなんですよ!(笑)
同じ恋愛パターンを引き寄せ続けてしまうのは、無意識に同じパラレルワールドを選択しているから!
あなたにしても彼にしても顕在意識上では認識していませんが、人の「在り方」や「選択基準」は、「現在共有している場の設定」に基づいてそれぞれが無意識的に自分の役割を果たしている状態です。
この【場】によって与えられた役割というのが、いわゆる在り方。
そして問題なのは、ほとんどの人の場合、身を置いている【場】がそもそも意図的に選択されたものではないことなんです。
意識的な意図によるものではない無意識的に設定された場や在り方とは、言い換えるなら過去の思考癖。
例えば同じような失恋パターンを何度も繰り返す人は多いですが、それは過去に経験した失恋によって
- 恋愛とはこういうもの
- 男性とはこういうもの
- こういう状況になると彼は私から離れる
- 私のこういうところが彼を冷めさせる
といった情報場(世界観・定義付け)を無意識に創り上げてしまい、それを脳内に保持することによって同じストーリーを繰り返し具現化し続けてしまっているということ。
無意識に彼と自分にそういう役割を演じさせてしまっている状態なんですよね。
ちなみに私はこれを、呪いのビデオテープと呼んでいます(笑)
無意識に選択されているパラレルは、無意識であるがゆえに顕在意識上の本人にはコントロール不能の状態です。
そのため多くの人は自分でも理由がわからないまま望まない恋愛パターンを嫌と言うほど繰り返し、それが自分の運命であると勘違いしてしまいます。
けれど実は、「自分がどういうパラレルを選択しているのか?」それが意識化されることによって、この無意識のパラレル選択は解除可能になります。
そう、自分がどんな世界観やストーリーを選択してしまっているか?それに気付いた瞬間に、私たちは属するパラレルワールドの選択権を取り戻すことができるんです。
パラレルワールドを選択すること=どんな恋愛を引き寄せるか決めること
つまり恋愛引き寄せの極意とは、今の世界観のまま特定の誰かを引き寄せようとしたり目の前の彼を理想の状態に変えようとすることではなく、世界観そのものを乗り換えること♡
前提となる設定、例えば「男性とはこういうもの」「彼はこういう人」「恋愛は自分の思い通りにならないもの」といった設定を抱えたままどんな願いを潜在意識に発したとしても、それは意図ではなく期待となってしまいます。
期待というのは、願いが叶うかどうか、それを決定するのが自分にはなっていない、つまり世界観をデザインしているのが自分ではないため、そもそも叶わない世界、もしくは叶うかどうか極めて怪しい世界の中で叶えようとしてしまっている状態のことを指します。
そのため、願っても願っても潜在意識の実現リストからは弾かれることが非常に多くなります。
対して、欲しいパラレルを自分でデザインし選択してしまえば、潜在意識は水面下で必要な人材の無意識に密かにコンタクトを取り、自然とあなたの周囲に配置していってくれます。
イメージとしては、磁石と砂鉄のような関係です。
この磁石というのが、あなたが自分の世界観、つまり選択しているパラレルワールド(並行世界)に与えているコンセプトであり、そのコンセプトに沿って、人も物も、砂鉄のようにあなたの世界に引き寄せられてくるんです。
引き寄せたい恋愛の意図は目の前の彼ではなく、パラレルワールドの彼に出す
目の前の現実の彼は、あくまで「あなたがこれまで選択してきたパラレルに属する彼」でしかありません。
ですからもしあなたが彼に対して違う在り方を望むのであれば、目の前の彼に意図を投げようとすると、それは実は、相手に対するコントロールになるんです。
今のパラレルを選択したまま彼を変えようとすることは、目の前の彼に対する否定であり、何か押すような力を彼に加えることになります。
自分に対する否定やコントロールを感じれば、相手の意識は反発してきますので、これだとなかなかうまくはいかないんですね。
そうではなく、意図を出すべきは、常に自分が選択している【場】、つまりパラレルワールド(並行世界)の方。
目の前の彼は、過去に選択したパラレルによって生み出された結果体でしかありません。
結果体にいくらあれこれ働きかけても、それは鏡に映っている像に手を加えようとするようなもの。
結果体ではなく原因の部分、つまり「あなたが脳内に持っている情報場(世界観・定義付け)」に対して働きかけるんです。
勘違いされがちなのですが、潜在意識による恋愛成就方法としてよく語られる「現実の彼は無視して、自分の内側に創り上げた彼だけを見る。その彼とだけ対話する」ことというのは、決してむなしい現実逃避ではないんです。
そうではなくて、単純に彼と共有する世界の前提をデザインし直すこと、なんです♡
ここ、私も散々はまった箇所で、勘違いしてしまうと本当にもったいないので、最後に少しだけ説明を加えておきますね!
「現実の彼は無視して内側の彼と向き合う」ことの、本当の意味とは?
「パラレルワールド(並行世界)」と「自分の在り方」は一対の関係になっているので、 欲しいパラレルワールドを選ぶには、そのパラレルに属する自分である必要があります。
つまり、自分の在り方そのものが、パラレルワールドの切り替えスイッチなんです。
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そして実はここに、「現実の彼は無視する」「内側の彼とだけ向き合う」ことの本当に意味するところがあるんです。
なぜ目の前の彼とガッツリ向き合ってはいけないのか?
それは、その相手があなたにとって大切で重要な人物であればあるほど、その現実の彼の発言や出方につい反応してしまい、無意識に「現状のパラレルの自分」という思考回路に脳が乗っ取られてしまうからなんです。
つまりその瞬間に、「理想のパラレルの自分」という在り方を放棄してしまうことになるため、意図したパラレルから外れてしまうことになるんですね。
だからこそ、脳が本当に新しいパラレルになじむまでは、あえて目の前の現実の彼は無視し、今はまだ自分の脳内にだけ存在する「理想のパラレルの彼」とのみ対話することが大事なんです。
まとめ
私たちの潜在意識は繋がっていて、そこで常に情報を共有し、無意識レベルでお互いに協力し合いながら、あらゆるビジョンを具現化しています。
この潜在意識レベルで共有してるビジョンが何なのか?それを見抜き、意図的にデザインすること。
これが引き寄せの法則を使いこなす・マスターすることなんです♡
働きかけるのは、欲しい対象物でも欲しい相手でもなく、私たちが共有している情報場そのもの。
そこを意図的にデザインする意志を持ったとき、私たちは自分の世界の創造者となれます。
選ぶパラレルを変えないまま、あれが欲しいこれが欲しいと願っていても、ほとんどの場合、何も変わりません。
けれど「無意識に選択し続けてきたパラレル」を解除し、理想のパラレルワールドを選び直せば、理想の彼も理想の恋愛も、まるで砂鉄のように、自然に勝手にあなたの世界に引き寄せられてきます。
あなたが働きかけるべきは、現在の彼ではなくパラレルワールドの彼であり、採用するべきは、パラレルワールドの自分の在り方です。
どのパラレルワールドを選択するかは、どのパラレルの自分であるか、つまりどのパラレルの自分の在り方を採用しているか?ここが鍵になります。
もし今の自分の世界に対してしっくりこない部分があったり、どこかしら変えたいと感じるのなら、「今の自分はどのパラレルの自分になっているかな?」とぜひ脳に問いかけてみてくださいね!
意識化できた瞬間に、パラレルワールドの選択権を手にできることをお忘れなく!です♡